どこもかしこも汚点だらけ
「どこもかしこも汚点しかないのが、現実だったりしますよ？」シスカの愛機リルカ・リッケンバッカーは、そう語った。
「自分をよく見せたいという欲が働いていると？確かにそれは否めないかもね」元譲は、激しく頷いた。
一方、その頃、曹操達は、海上で未だ戦っていた。
「人間を呂布は、どう思っているのだ！近隣諸国を消し去らない限りは、人間は、反省すらしないぞ！」曹操は、巡航ミサイルを呂布に向けて発射した。
「くだらん、くだらんぞ！曹操！どんな国にも汚点は、必ず存在する。自分を綺麗に見せたいだけどハリボテ連中の味方をして、それで平和になると本気で思っているのか？曹操！」呂布は、マシンガンで全てのミサイルを撃ち落とし、戦闘機に変形し、曹操に向けてマシンガンを放った。
「汚点がないは、反省材料だ！それが人間の考え方だ！違うのか？」曹操は、呂布の攻撃を全て躱した。
「反省材料だと？それでつけこまれているのが、ミカニカイザルック共和国の全貌ではないか！気に食わなかったら力でねじ伏せる！それがミカニカイザルック共和国の歴史だろう？それをなかったことにするつもりか？近隣諸国と何が違うのだ！」呂布は、人型に変形し曹操に戟で攻撃した。
「奴らは、自分の悪事を全てなかったことにしてきている。そんな奴らを野放しにできるのか？弾圧してやる！」曹操は、ヒートショーテルで応戦した。
「それをくだらんと言っているのだ！弾圧したら輝かしい歴史が刻まれると本気で思っているのか？血生臭いぞ！」呂布と曹操の激しい空中戦は、華雄と博華に更にをつけた。
「人間の道理について語っているな！あいつら、こっちも始めようではないか！博華！」華雄は、トンファーで博華に攻撃を仕掛けた。
「近隣諸国だって血生臭い歴史を隠してきてるわけだろ！それを見なかったことにされる態度が気に入らないのだよ！」博華は、大刀で華雄に応戦した。
「全てをなかったことにできる訳がないと？ならどうする。殺せば歴史は、更に上書きされるぞ！近隣諸国だってこいつらにいじめられたって騒ぐだろ！それでお前らを悪者にするそれが、近隣諸国の狙いだ！自分達をよく見せる為相手を陥れる。昔ながらの戦略ではないか！」華雄と博華は激しい鍔迫り合いの中で対話をした。
「だからこそ！それが鼻につくと言ってるのがわからないのか？華雄！」博華は、華雄との鍔迫り合いを制し、ガトリングを放った。
「くだらんな！実にくだらんな！感情的になればほど、我々の術中よ！博華！」四機の激闘は、更に激しさを増した。
