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春雨の中君に言う  作者: 藍井 茶
1/8

プロローグ

今回コンテスト用に初めて各ジャンルに挑戦してみます。

ラブコメ要素、ドキュメンタリー要素

どちらもうまく出せたらいいと思っております。

時代設定や人物設定など細かい設定は別に用意していますのでそちらをご確認ください

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

春の雨

かすかに揺れた

ともしびは

君の歌声

受け入れて消え


2年1組 永澤昌(ながさわ あきら)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~~3月末~~~

春の雨を眺めていた

彼女のことを思いながら

歌姫だった彼女の歌声を思い浮かべながら

桜の花びらを落としながら落ちる雨はかつての彼女を思い浮かばせた、、、


いま彼女は何を見ているのだろうか



20年前高校に入学したばかりだった僕は突然両親を失った、

春、雨の降る夕方の出来事だった。

入学祝だと言って二人でプレゼントを買いに行っていたそうだ、、、車の後部座席には100万もするギターが置かれていた。

入学して間もなかったからいきなり休んでは教師からの印象が下がる、そう思って学校には通った。

両親と一緒にやっていた音楽もやめなかった、両親が最後に残してくれたギターで曲を作っていた

家は祖母が気を使って今まで僕が両親と住んでいた家に来てくれたおかげで環境を変えずに住み続けることができた。

何もないようにふるまっていた学校では何もなかったかのように過ごしていた

趣味の合う友達もそこまでいなかったし音楽のことは祖母以外には誰にも言っていなかったが。

祖母と暮らすようになってから叔母に言われたことがある

「昌の曲もっといろんな人にしてほしいと思う、いい曲だからさ、いやなら構わないけど文化祭で披露してみたら?」

そのころは曲は作っても聞かせているのは祖母だけで他の誰かに聞かせようなんて気はなかった

だから祖母の一言でやってみようと思った

今まで曲を作っていることなんて誰にも言っていなかったせいか生徒会に有志発表の書類を渡すときは少し意外な顔をされた。

が、申請は通った

当日までの発表練習では歌わずに流れだけを確認した、、、まだ自分の曲に自信が持てていなかったから当日まで練習では一度も歌うことはなかった


《中村雫》

歌が好きだった、、、中学まで歌のコンクールでいくつも賞を取ってきた

だが高校に入る直前に医師から信じられないことを言われた

心臓の病気

私への死刑宣告のようなものだった幸い薬だけで治る可能性があるとのことだった

しかしそんな私にもう一つ事件が起こった

両親からあることを言われたのだ

「お前の両親は本当は私たちじゃない」

と、、、ショックだった

今まで本当の親のように育ててくれていたし本当の両親だと思っていた

だからこそだったのかもしれないが他の家庭とは微妙に違う親との距離感を意識しだしてしまった

そんな二つが重なってか、私は歌うのをやめてしまい内気な性格になっていった

高校は行けるかいけないかが続いた状態で成績は最悪だった

義両親だと分かった二人には「なんで今まで黙っていたの?!」と強く当たってしまうこともあった、困っている二人を見るのは嫌だった、そんな顔にさせてしまう自分が何よりも嫌だった

夏休みがあけて2か月後担任が

「文化祭は出席しなさい、気分転換になるから」

と言われた。

気分転換、、、なるのだろうか、、

そう思っても行ってみるしか他に私にはなかった

今までプロットなど作っていなかったせいか途中で構想尽きてしまって途中で止まっている作品しかなかったですが、今回からプロットや人物設定をしっかり設定していたおかげで完結までたどり着けると思います!

受検もありますが年末までには書き終わると思うので応援よろしくお願いします。

今までのほうも改めてプロットを書いてみて終わり次第書き直しで別作品として再投稿させていただこうと思ってます。

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