我の設定
自分、自我という個人を表現する言葉はあるが、心と肉体、
精神世界と物理的存在の両方を表現する方法として設定した
言葉です。
とらえどころのない「世界という概念」から「自分が意識
できる範囲」というイメージで切り分けたのが「自身の取
り分=自の分=我」です。あえて「自の分」で話します。
この「自の分」の範囲を時間で考えると、物理的には一生
の間ですし、精神時間的には物心ついた頃、記憶の範疇から
想像可能な過去未来となります。空間で考えると物理的には
身体そのもの、および移動範囲。精神的には経験や学習から
得た知識、空想の及ぶ範囲です。随分と大きな範囲ですが、
それでも「分」の一部ですし、その「分」も永遠無限の世界
から仮に抜き出したワンブロックです。
普通は「今、現在の自分個人の事象、心情」を自我と思って
いるので、日々の事象が己れの全てのように感じ一喜一憂、
精神を乱してしまう。でも「我=自の分=分の一部=世界の
一部=永遠無限の存在の一部」とステップすることで、己れ
自身=「我」は個人の人智程度の価値感に影響されるような
モノではないという真実に気付いて欲しい。
価値観の崩壊例
ハンバーグ大好き人間が初めてカレーを食べて
「世界一ウマイ食い物」が変わる
蛇足
で、ハンバーグカレーを食って、互いの味が干渉して
別々に食べた方がウマイ事実に、理想と現実を知る