蛇口から出てきた水がそのまま飲める必要は無いのかもしれない
水道法の改正案を巡り野党が反発しています。
「安全で安価な水を安定的に供給できなくなる可能性がある」だそうです。
国民にとって良い事を言っている様で、実はとんでもない言い草なのではありませんか?
安全で安価な水を安定的に供給するのに困難になってきつつあるから水道法を改正するのであり、それでも安価で供給しろとは、ブラック企業の言い草と同じなのではありませんか?
まさか水道局員にタダ働きでもさせるのですか?
一定のサービスを維持するには相応のコストを負担する必要があるのに、それをせずに利益だけを享受しようとするのは間違いです。
思ったのですが、蛇口から出る水がそのまま飲める必要性が無いのでは?
そのまま飲める水(つまりそういう水質に保っている水)を、お風呂やトイレに使う意味が無いのでは?
コストをかけて浄化した水(そのまま飲める水)を、お風呂で汚して下水に捨てる意味があるのですか?
日本は非常に勿体ない事をしているのではないですか?
だったら初めから多少は汚い水(飲んだら下痢になる、ではない)でいいのでは?
コストを下げる為に水道水の水質を下げ、煮沸しなければ飲めない様にしつつ、希望者にはそのまま飲用に供せる水を、自費で宅配してもらえばそれで良い気がします。
まあ、ウォーターサーバーという事です。
私はフィリピンにいた事がありますが、あの国でも水道はありますが、誰もそのままでは飲みません。
必ず煮沸します。
それかミネラルウォーターを買ってきて、それを飲みます。
蛇口から出る水は生活用水に使い、飲料水は購入します。
面倒ですが自衛です。
日本の場合、水道料金がきちんと確保されているので安価で安全な水道水が保障されていますが、人口減少で水道事業の継続が困難な地方はこの先無理っぽいのも事実です。
いっそ水道は飲用を諦め、生活用水として最低限度の水質に落とすのも致し方ないのではないでしょうか。
それか、共同の井戸を掘れとなるか。
飲用水はウォーターサーバーでいいんじゃないですか?
嫌ならそれなりの水道代を負担しろ、じゃないんですか?
まあ、これだけ税金をひかれているのに、公務員の給料は上がっているのに、水道事業は無理なのかよという不満はありますよ?
国会議員を見ていると、無駄なのはお前らの存在そのものやんけ、とは思いますよ?
でも、必要なコストを負担する気がない癖に、安全で安価な水を安定的に供給しろと言うのですか?
それなりのサービスを享受するには、それに見合ったコストを支払わねばならないのではありませんか?
今の水道料金は本当に適正なのですか?
今までが不当に安すぎたのではありませんか?
それとも、命に繋がる水だから税金で賄え、ですか?
だったら初めから水道料金は必要ありませんよね?
でも、そうなればどんな田舎でも、どれだけ離れた一軒家でも水道を通す必要があり、税金がどれだけあっても足りませんよ?
グローバル・スタンダードというヤツです。
世界的には水道はそのまま飲めない国の方が多いのですから、日本もそれに倣えば良いのでは?
嫌ならコスト(水道事業を維持する為の費用か、ミネラルウォーターを買う費用)を負担しろ、です。
結局お金の問題でしかない訳ですよ。
誰がそれを負担するのか、それだけです。
今までは水道管の取り換え費用を払っていなかったという、単純な事です。
世代間の問題にはしたくありませんが、今の老人世代は年金にしても水道料金にしても、色々と逃げ得な事をやらかしているという訳です。
我々が尻ぬぐいをさせられているというのが実情ではないでしょうか。