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五話  校則を作りたい

「ラララーーーーーーー」

「はいはいダメダメ!もっと声大きく!」


「はあーい。」


やる気の無い声が響く。



今は卒業式で歌う歌の練習中。

正直めんどくさい。


そりゃあ、「私勉強大大大嫌い!」の、人からしたら。

歌うだけの授業はやったー!という感じかもしれないが。

勉強できて、しかも夢に向かって全力で走っている人からすれば

「塾でも行って、授業受けたいよーーーーー!」

という感じである。


隣の伏木蓮とかいう奴は早くも10回のあくびをしている。

情けない。

嫌いな奴のあくびなんか数えている私も、先生から見れば同じような存在なのかもしれないが・・・・・・。


終わった合図のチャイムは私たちを解放する。

授業が始まった時には、チャイムめ!壊れちゃえばいいのに!

と、ひどいことを思っていた。だが、よくよく考えればチャイムが鳴らなければこの授業は終わらないのだ。

チャイムありがとう。

チャイムにもしも始まった時の気持ちが伝わっていたのなら、おれいを言う前にあやらまなければいけないのだが。


そんなチャイムだが、先生たちからしたら「歌の練習を邪魔する=無視していい」

存在らしい。

だから、チャイムが鳴っても「あと一回歌いましょう」とか良くあるのだ。

この「歌いましょう」があるたびに

チャイムは絶対に守りましょう。、という校則を作りたいと思った。


今日は幸いもう一回がない。

ラッキー、と思いながら音楽室を出るのだがすぐに呼び止められる。

「パート練習やるよーーーー」

私の休み時間は?・・・・・・



Answer No.


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