四話 風邪
「38.6℃ねぇ。今日は寝てなさい。」
「はぁい、お母さん」
バタン、ドアが閉まる。
ふあぁあぁぁ。
あくびをして、布団に潜り込む。
私は熱を出してしまったらしい。
理由は、知っている。
びしょ濡れになった、莉央「りお」ちゃんに上着を貸したからだ。
それも、1月の寒い時期に。
それは今から24時間前にさかのぼる。
教科は図工。
金曜日で、ちょっぴり浮かれていた。
「キャはーい!」
絵の具の片付け中、騒いでいる男子には目もくれなかった。
ジャボーン!
聞き慣れない音だ。
また蓮くん何かやったのね!
もう。
「まったくぅ・・・。何やってんの!!!・・・・・えっ。大丈夫?」
私は驚きの声を上げて、駆け寄る。
そこにいたのは、びしょ濡れになった莉央ちゃんだったのだ。
急いで上着をかぶせ、私は言った。
「あなたたち、何をやっていたのですか???」
私はこの時、キレていた。
「オレらはぁ、絵の具セットの水入れを洗ってたんです。」
知ってます。
「でぇ、そしたらこいつがぶつかってきて、はい。ああなりました。」
くだらん。
こいつ。って。
どこまで人のせいに・・・・・・。
「とりあえず先生に言うから。」
「えっ、なんで?」
「莉央ちゃん、こんなびしょ濡れで帰らせるわけにはいかないし。
それに、「ほうれんそう」は基本でしょう?」
「ひぇーーーーーーーーー」
この後、先生にしっかりお灸をすえてもらった。
めでたしめでたし。
「くしゅんっ。」
はぁ。
平日に風邪をひかなかったのは、運が良い。
とりあえず、、、、、、、、、。
この風邪を治さねば・・・・・・・・。
私の小学生生活どうなるのでしょうか?
実話です、これ。もちろん名前はかえてますよ。
いやぁーーー。こんなことでは無く。早く6年生でのどたんばを書きたいのですが・・・・・。
とりあえず頑張ります!