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二話  貴紀くん

 「ぜぇはぁ、ぜぇはぁ、」

 つ、疲れたよーう!もうっ走りたくないっ!

 「グラウンドの外側走るんだよ!」

 後ろからは、厳しい声が飛んでくる。

 この声の持ち主は野田貴紀。

 お母さん同士が仲良くて、私と一緒に塾に行っている。とっても頭が良い。

 サッカーを習ってて、運動神経がいい。背がクラス一低いのは、残念だけど・・

 私は、イケメンの基準が違うからよく分かんないけど、イケメンらしい。

 クラスの決まりは、朝最低二週走ること。貴紀くんは、いま五週目。

体力の無さを感じる。、、、、、、、、

 とは言っても、決まりは決まり。やるしか無い。

 「未那ちゃん、スパートかけれる?」

 「うん。」

私たちは、スピードを上げる。

 「えっ。そんなぁ。」

貴紀くんの声が薄れていく。

 

 ***********

 

 少女漫画だと、体力あって、可愛くて。完璧女子なんだろうけど、自分を見ると、こんな主人公ありえないんだろうなぁと、思う。

 私たち二人は毎日10週走ると宣言した貴紀くんを待っている。

 一口水筒をゴクリ。

「あー生き返るーーー」

「真衣ちゃん。」

未那ちゃん言いたいこと分かるよ・・。

おっさんみたいだよって言いたいんだよね。

分かってるならやめろよって話なんだけど、やめられないんだよねー。


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