笑っている
僕もこんな顔をするのだろうか
全ての不安が拭ったような笑顔
震えすら起こさず笑っていて
不安と共に確信となる
こんなかたちでしか
あなたを敬うことができない自分に
また新しく傷をつける
心にまとう黒いもやが 新しい不安を蓄積して
独立した身体は 傀儡のようにただ歩いていく
布団のなかで不安に涙する日を
あと何回すれば あなたのようになれるだろうか
あたり一面の暗闇の中
身動きができずに過ごすのだろうか
また不安をつくる
多くの不安と後悔を抱えながら
ただ 生きていく
僕はどんな顔をするのだろう
全ての不安を拭えるのだろうか