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魔法少女ルキア ~魔法使いは時空を越えて世界を救う~  作者: Kira
第3章 夜明け(アトランティス編)
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(19) あなたに合う装飾品

更新遅くなってしまいました……!すみません!


少し短いので、また後で追加するかもしれません。


 様々な装飾品には色とりどりの宝石がつけられているようだった。光が反射し、キラキラと輝いている。

 まぁその分見た目に合った通りの値段をしているようだが……。今の手持ちにあるお金じゃ足りないみたいだ。


「おぉ! 見てるだけでも楽しいね」

「うん。……ちょい足りないか」

「見てるだけで十分だよ!?」


 なんだか購入したそうなノックスに一応釘をさしておく。それでもノックスは考え込んでいる様子だ。

 言っても聞かなそうだし、放っておくか……


 道の方に広げてある商品以外にも置くに商品が置いてあるようだ。小さな通路を抜けて、奥へと歩みを進める。

 キラキラと小さな粒子が舞っている。……光の魔力だ。もしかしたらほこりが混じっているかもしれないが。


 そんな風に導かれるように歩いていった先には1組の指輪があった。


「これ……」

「なんか俺たちのためにある指輪じゃない?」

「やっぱりそう思う?」


 後ろから来たノックスが指輪を見て呟く。指輪には宝石のようなものが付いていて、燃える火のような赤さの石と透き通るような緑色の石だ。そして周りを光の魔力が漂っている。


「おぉー! お目が高いね!」

「これって……おいくらなんですか?」

「1000シェルスタだよ!」

「「1000シェルスタ!?」」


 2人で持ち金を確認する。……全部合わせてもせいぜい1シェルスタだ。


「ごめんなさい、おじさん……あの……」

「あっ、少しいいですか?」

「おうよ!」


 おじさんに断りを入れて店を出ようとしたが、それを遮るようにノックスがおじさんに声をかけた。2人は私から少し距離をとって話し始めた。

 通りのざわめきと相まって、2人が話している内容は聞こえてこない。ふいにノックスがポッケに手を入れたかと思えば、なにかを取り出しておじさんに見せた。


 話し合いは終わったのか揃ってこちらへと歩いてくる。


「せっかくなら兄ちゃんがつけてやりなよ」

「そうですね。ルキア手貸して」

「え?」


 ノックスに手をさしのべられて思わず手を差し出してしまった。ノックスは流れるようなスムーズさで私の手に指輪をはめた。

 私の薬指に指輪がはまる。まるで私に合わせて作られたかのようにピッタリで不思議と馴染む。ふと残されたもう1つの指輪が目に入る。

 そっと手に乗せて……ノックスの手にはめた。やはりピッタリだ。


 互いに緑と赤の宝石が手元で光った。相手の瞳を身につけているようだ。


「お似合いですよー!」

「ありがとう。これで行きます」

「はいよー! まいどありー!」

「え? 大丈夫なの!?」

「大丈夫大丈夫。行こ」


 お金が足りないはずだったのに……? 

 疑問に思いつつも、ノックスの後を追って店を出た。人混みにまた戻ったところで問いかける。


「どうやって買ったの?」

「あぁこれだよ」


 そう言ってノックスが取り出したのは……


「ペン?」

「そう。ボールペン。この世界だと普及してなさそうだし、珍しいかなって」

「なるほどね! でもそれで1000シェルスタも?」

「いや……実は500シェルスタだった」

「え? なら2本渡したの?」

「おじさんが500でこれくれたよ」


 半額? どうして思っていていたところまた追加で説明してくれた。実はこの指輪のペアセットはずっと長い間お店にあったらしい。特に問題があるわけではないが、なぜかずっと売れなかったらしい。そのため今回半額にしてくれたようだ。


「へぇー!」


 日の光に手のひらをかざす。キラキラと赤い宝石が輝く。


「ありがとうノックス」

「いいえ」


 またはぐれないように手をつないで、ブルーフォレストへと歩き出した。




 カランカラン

 扉を開けると食堂は大繁盛だった。至るところから笑い声やグラスがぶつかる音が響いている。

 店員としてリリィやルーナ、ソール、アンナさんが走り回っている。私たちが帰ってきたことに気がついたルーナが寄ってきた。


「兄さん、ルキアおかえり」

「「ただいま」」

「ん……? その指輪?」

「あ! 気がついた? ノックスが買ってくれたの!」


 そう言って指輪を着けた手を見せると、ルーナは変な顔をした。


「薬指?」

「ノックスがつけてくれたの。なんか変?」

「ルキアどういう意味かわかってるの?」

「意味?」

「いやわからないならいいわ」


 ルーナが呆れたような目をノックスへ向けた。そんな目を向けるのはルーナにしては珍しい。どうしたんだろうか?

 ノックスはなぜかニコニコと笑っているだけだ。……なんか怖い?


「まぁいいわ。とりあえず手伝って!」

「「了解!」」


 私たちも戦力に加わるために、カウンターへと歩き出した。


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