(1) 怪しげな組織
第3章開幕です!
今回はルキア視点じゃないです。また次の話からルキア視点に戻ります。短いです。
まるで貴族の部屋な豪華な場所に大きな円卓がある。
それを囲うように座る人物たちが数人。少し離れた椅子に座るのが数人いる。
その空間に突如現れたのはワープホールのような穴だ。出現した穴に驚くような人間はこの部屋にいないようだ。穴からスッと人が現れた。レウィスだ。
「あらレウィスじゃない。おめおめと帰ってきたの?」
「先輩は?」
「無視? まぁいいわ、あいつなら来てないわよ」
「あの部屋か」
円卓に座っていた女性がからかうように話しかけた。けれどレウィスは歯牙にもかけず、自分の質問だけをした。女性の返答で答えを得られたレウィスは、足早にその場をあとにした。
「機嫌悪そうね」
女性は楽しそうに笑った。
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ガチャ
レウィスは目的の人物がいるだろう部屋の扉を迷いなく開け放った。中にいた人物は予想していたかのように声をかけてきた。
「映像観るだろ?」
「あれ? 先輩、俺が来るのわかってたの?」
「あぁ、おまえのことだから来るだろうなと思ったよ。甘いもんでも食うか?」
「嫌み? 俺甘いもの嫌いだから」
レウィスはどこからか椅子を持ってきて、モニター前で座っている男性の隣に乱暴に腰かけた。
2人の前にあるモニターには堕天使と魔法少女たちが映っている。
部屋の中は映像の音だけが響き、2人の声は何も聞こえなかった。




