水辺の封印洞窟 其の14 冥月
鬼 冥月は、人類の中ではぶっちぎり最強です。
「作戦会議。時間省略、まずは鬼の戦力教えて。」
西洋の様なフルフェイスに、戦国時代の武将の鎧のような姿で素肌は見えない。
しかし、じっと長大な刀をこちらに向けている全身から闘気が立ち上っている。敵意…とは違うが、触れたら斬られるような雰囲気は本物だろう。目の前で神を喰らう化け物を屠った姿が目に焼き付いている。
装備や戦力に関しては、私はずぶの素人にすぎない。しかし隣には、平和な現代日本で41年の人生を武にささげた変わり者のリアル侍がいる。その話を伺おうじゃないか、今は時間が惜しい。
(´・ω・`)「和洋折衷みたいな装備すね。技術は素人同然、膂力は俺より遥かに上っス。1撃貰ったら死ぬっスね。帆世さんよわっちいし。」
「うっさいわね。戦いたい?」
(´・ω・`)「斬るっスよ。正々堂々、立ち合いたい、と相手が思ってそうスね。」
「作戦は決まったわ。正々堂々絡め手でいくわ。」
(´・ω・`)「絶対ひどいこも…。」
「目的は情報収集、できれば今後の同盟フラグ建てたい。」
「極力スキルの使用禁止、素の技で圧倒しなさい。居合もあんまり使ってほしくないわ。」
「私の死亡による二人の武器ロストはしたくないわ。」
(´・ω・`)「えー、勝たないんスか?」
私が提示する条件に、こもじの表情が曇る。本気で目の前の武人と死合いたいようだ。
普段はのほほんとしているけれど、その血は間違いなく戦闘狂である。でもね、心配はしなくていいわよ。負けてもいい、負けても勝てる、そういう盤面を作ることと、“負けると思って戦う”ことは全く違う。私はいつだって、勝つための全力は尽くすつもりだ。
「勝つわよ。」
4文字の宣言。それ以上、言うことは無い。
正々堂々とした絡め手を使うことを念頭に作戦をくみ上げていく。あの鬼が使っているスキルはHPドレイン?のようなバフだけだ。こちらもスキルを隠して、正面から戦う風を強調して演出していこう。公平感、平等感というものは本質的な公平とは異なり、相手がどう感じるかが大切なのだ。
あと、鬼の戦い方を見るに、こもじの同種上位互換に近い性能を秘めている気がする。ここでこもじを成長させつつ、相手の情報を極力抜いておきたい。
【空間転移】
こもじの肩に手をあて、一拍の時間をおいて私達は数百メートルの距離を移動する。どうも、転移距離によって必要な時間が変わるらしい。
ザッ——と着地する。10mほどの距離を置いて、鬼と対峙する。
近くで見ると、やはり大きい。身長2m50㎝ほどか、そして身の丈よりも長い刀をゆっくりと私たちに向ける。足元には、いまだに羆から流れる血が、湖にむかって赤い川を作っていた。
(´・ω・`)「場所が悪いっスね。」
湖のほとり、足元は羆によってボロボロに荒らされている。そこに水が浸入し、湿地にようにぬかるんでいた。こもじが鬼に背を向けて歩き出す。両者に言葉は無いまま、三人で移動を始めた。これから死合う相手に背中を晒して、無言で歩き続ける。奇妙な時間だった。そうして森を抜け、短い草だけが生えている開けた場所についた。
無言のまま、二人の戦士が向き合う。お互いに長い刀を構え、その距離は5mほどだ。
風が吹き抜ける。鬼の甲冑に巻かれたマフラーの様なローブがはためく。
先に動いたのは、鬼であった。その長い脚で踏み込み、天を衝く長剣から真っすぐに振り下ろす。
こもじが左足を半歩引き、半身になって刀を躱す。直後大地が爆ぜ、刀身の50cmほどが深々と突き刺さる。その伸ばされた腕に向かって、こもじの雲黄昏が一閃する。
——ガキィン
黒銀ノ傷羆の血を飲んだ甲冑に血管のような赤い線が走っている。その腕を覆う白い籠手に、雲黄昏が弾かれた。その隙をつくかのように、突き刺さった大地ごと鬼が刀を振り上げ、こもじの身体がわずかに宙に浮く。防御は間に合っているようだが、その計り知れない膂力を上方修正する必要がありそうだ。
人間は地に足がついていなければ、動くことは難しい。私は跳ね上げられた草と土に紛れて、鬼に肉薄する。リアーナの杖、硬い木の棒にすぎない武器を握り、鬼の顔面に思いっきり叩きつけた。きれいにクリーンヒットし、その視線が私にうつる。同時に身体を極限まで低く倒して鬼の腕を掻い潜り、背後に回った。
その間、5秒。鬼を間に挟んで、私とこもじが再び武器を構える。
こもじの全身から闘気が発せられ、呼応するように鬼の存在感が増していく。二人の戦士、二匹の雄、それぞれの世界の頂点に君臨する生物がぶつかりあった。常に全力で突撃する鬼を、強弱つけた技で向かい合うこもじ。鬼の斬撃の初動をとらえ、その根元に刀を合わせることで不足する技術を補っている。
こもじって、ああいう地味な技が上手いのよね~。爆発する闘気に織り交ぜて小技を光らせるため、非常にやりにくい。
伸ばし切った関節をとらえ、初動を潰し、相手の力を利用して返すように激しい剣劇を成立させている。こもじの斬撃が次第に鬼の体をとらえるようになっていく…が、その装甲を貫くことができない。反対に、鬼の攻撃を一度でもまともに受ければ命を失うのだ。
私はこもじの隙を埋めるように、間隙を縫って鬼にまとわりつく。鬼の周囲2mは絶死の領域である。こもじに意識が向いているが、1秒とその領域にとどまれば捕まってしまうだろう。こもじと比べても、遥かに華奢な私は、鬼の指一本が引っかかるだけで致命である。
そして、私が介入できる時間が刻々と短くなっているのを感じる。二人の男が振るう刀が激しさを増し、空気を斬り裂き、空間を震わせ、土を抉る。普通、あの大物を振り回すだけで腕の筋肉が悲鳴を上げるような重量があるのだが、息もつかぬ激しい戦闘が続いている。強大な膂力と、練り上げた技が絡み合い、その牙がかちりとかみ合っている。下手に近寄れば、どちらの刀で斬られるか分かったものではない。
気になるのは、鬼を中心にこもじが円を描くように動いていることだ。一見変なところはなく、剣の道理にも合っている。しかし、こもじが動き回って刀を振るうのは珍しいのだ。おそらく、動かされている。それだけ余裕のない戦闘であると直感する。
ガァ!
鬼が裂帛の声を響かせ、真横に刀を一閃する。半径3mの死の円盤をすり抜けるように、こもじが身を地面に伏せる。鬼の攻撃は重たいが単発、大技の後に隙ができるもの、だった。熟練の剣技を操るこもじに対して、鬼は力ではなく技に光明を見出す。
重たい刀を真横に振るい、その慣性のままに身体を捩じると、続いて踵に体重を乗せた蹴りを放った。本来、無手にて地上を圧倒した種族の本領発揮である。
日本で真剣を振るうことは、滅多にできない。保有することにさえ、公式な届け出がないと逮捕されてしまう平和な世界だ。普段振るうのは竹でできた軽量の竹刀か、せいぜい身内で木刀を使用するにとどまる。木刀でさえ人を殺めてしまうのだから、致し方のないことである。
そんな日本だからこそ、無手の技術は発達した。柔道、空手、ボクシング、武器を持たぬ身で全力で戦う技だ。体格に恵まれているとは言えない日本人が、世界を相手に無数のメダルを獲得している戦闘の術だ。
【近接戦闘】
武を志した漢が、最初に極めた無手の技はスキル発現に至った極地である。
振りぬかれた蹴りを躱し、その力を利用して足を払う。地面と平行に浮いた鬼の視界に蒼い空が映り、次の瞬間こもじの岩の様な豪拳がフルフェイスの兜をたたき割った。
ドゴッ
鈍く重たい衝撃のまま、鬼が後頭部から地面へと墜とされる。しかし、その体を支える骨格は20万年の歳月を経ても朽ちぬほどに頑強であり、鬼の意識を現世に繋ぎとめる。衝撃を過去のものに、鬼が飛び起きる最中、まだ膝が曲がっている一瞬の際、無手になったこもじが胸倉を掴む。
(´・ω・`)「甲冑にローブなんか纏っちゃダメっスよ。」
その首に巻かれたローブを握った瞬間、こもじの腕がわきを締めるように引かれる。ブンと、鬼の頭がブレるように振られ、こもじと鬼の距離が極小の時間で詰められる。そして、立ち上がる力を利用し、その重心を完全に破壊した状態で、こもじが鬼を再度宙へ浮かせる。
一本背負い。日本人であれば、だれでも知っている最も有名な柔道の技だ。しかし、鬼にとっては初めて味わう未知の衝撃。
鬼の後頭部に、刹那の時間で弐回目の衝撃が重く駆け抜ける。甲冑がいくら硬くとも、その衝撃を生身に伝えるだけに過ぎない。確実に鬼にダメージが入る。息を吸えない鬼の首目掛けて、こもじが雲黄昏を一閃した。
【常世生鎧】
ガギッ
血管走る白き甲冑が、鬼の母の血から出来た鎧が、その姿を変えて絶死の刃から主を護る。
こもじの一閃は、ようやく作った隙を前に、寸前で弾かれた。動く鎧、それがあの能力なのね!
感心している場合じゃない。弾かれた刀を鬼がその手で掴む。本来であれば、素早く刀を引かれて指を失う愚行、しかし万力の握力によりただ血を流すのみで刀を引くことができない。
鬼が吠える。握りこんだ右手を、こもじの胴体をぶちぬかんと振るわれた。刀を掴まれ、逃げることのできない絶死の領域。私は駆け出すが、軽く華奢なこの身では、鬼の質量を止めるだけの力が出ない。
そして、鬼の右拳がこもじをとらえる。
【蠢蛇左盾】
ダッ— ガーンッ
こもじの体が数メートル吹き飛ばされる。しかし、その生命の火は消えていない。こもじの腕に巻き付く千蛇螺の籠手が、その身を膨張させて鬼拳を受け止めていた。同時にこもじの左腕の筋力を強化、インパクトの瞬間に鬼の手首を破壊する。
右手首がぶらんと垂れ下がり、機能を失う。しかし、鬼が足を止めることは無かった。左手で刀を握り、その刀身に黒い稲妻を纏わせる。
【血環ノ刃】
斬りつけた敵の血を吸収し、その主へ生命を還元する異能。鬼が黒銀ノ傷羆を殺せた、最大の理由となるスキルを発動させる。こもじを斬って回復するつもりである。
「さァーせーるーかーッ!」
杖を投げ捨て、鬼の眼前に立ちはだかる。とっくに【ファストステップ】を使用した私は、超常の速度を纏って拳を鬼に叩きつける。ファストステップは、その性質上何かを蹴った瞬間に加速を付与するスキルで、足で蹴った時の衝撃や反動は無い。その分、ファストステップ中に敵を蹴ってもほとんどダメージを与えることはできない。しかし、それは足だけなのだ。
神速の拳が連続して鬼の急所を打ち抜く。ガッガッガッガッガッ——
鬼が追撃の歩を中断、私に向き直る。そして、その殺気が100%私に集中した。
叩きつけられる気配だけで、大砲にうたれたのではないかと思うほどの衝撃を感じる。物理的な衝撃というより、魂を殴られたような感覚だ。そして、鬼の攻撃がはじまる。
3mを超える刀を軽々と振り回し、剣戟の球を展開しているような、行きつく暇のない攻撃の嵐が吹き荒れる。
壱撃…私の右上方からの斜めの振り下ろし。その刀の下に潜るように右へ飛ぶ。
弐撃…斬撃を無理やり止めた後に、無造作に真横に切り返された太刀を地面に両手を着けるように伏せて躱す。
参撃…伏せた私を踏みつけようと右足が迫る。大丈夫、私の両脚は地面についている。全力で地面を蹴り、鬼の腹部へ殴りこむ。
ファストステップは、踏み込んだ足の衝撃を無くすスキルであり、手で殴る分には問題ない。問題なくその反動をフィードバックする。私の右手の指と、腕を支える橈骨尺骨が砕かれる。
肆撃…懐に潜り込んだ私を殴り殺すための右手が振られる。こもじが手首を破壊しているが、構うことなく私の胴体にその【レリック】折れた手首を突き刺した。
冥月は、目の前の女が強敵だったとその脳裏に記憶する。
ハヤブサよりも早く、正確に動き、血に濡れた拳を何度も叩きつけてきた。戦闘で負った傷を癒すために刀で斬りたかったが、その余裕は無かった。
それでも、それだけだ。全力で振るった右腕が女の胴体に当たり、その身を10m以上吹き飛ばした。遠く転がる女は、ピクリとも動いていない。仰向けに倒れ、絶命している。
(´・ω・`)「オイコラ…何してんだ…」
殴り飛ばした漢が、立ち上がって睨みつけてくる。
瞬間、女に割いていた意識を全て眼前の戦士へと集中させる。この漢は、まだ力を隠し持っていたのか…。これまでの戦闘が嘘だったかのように研ぎ澄まされた殺気。
漢は奇妙なことに、その刀を抜かず、腰を低く落とした姿勢で闘気を爆発させた。
自然と全身の細胞が打ち震え、男に向かって駆け出す。
闘争の極地、そこに感じる歓喜、我は闘うことしかできぬ戦士である。
その距離は既に3m、両者の絶死の間合いが重なる。男は動かない。左手に握る冥月に稲妻が宿る。
渾身の力で振るった刀は、鬼の人生で最も鋭く煌めいた。
【神刀の型 月影】
制定居合十二本とは、剣道の基本の型であり、実践的とは言えない表の技である。
古流居合、初伝。其の九の型 “月影”
実際に刀を抜き、襲い掛かってくる敵を見据えた古の剣技。先人の血によって練り上げられた技の一。
右前方より迫る鬼の刃、その腕目掛けて居合を抜く。後の先を取る神速の居合は、鬼の左腕を半ばまで断ち、そこで止まる。スキルの恩恵を受けても、それでもなお両断できぬ甲冑と鬼の骨。
しかし、それで十分なのだ。こもじは刀を捨て、左脇に鬼の右手を挟み込む。【蠢蛇左盾】が発動し、こもじの左腕を千蛇螺が締め上げる。全身を筋肉で構成する蛇の体が、外骨格のようにこもじの筋肉を覆い動かす。
ボグ…鈍い音を立てて鬼の右肘の骨が外れた。鬼が頭突きを放つ。こもじが受ける。柔らかい顔面を、硬い額で受けてなお血が流れる。お互いに深手だ。しかし、優勢なのは鬼。微塵もふらつくことなく、その両腕をこもじに拘束されても衰えぬ闘争の炎。武器は刀だけにあらず、とばかりに口を開き、その鋭い犬歯をこもじの肩に突き立てる。
ブチリ——肩の肉が裂ける。しかし、両の腕を封じられた鬼は十全に力を振るうことができなかった。
(´・ω・`)「ッ…準備できたっスよ。」
「今日、は、焼肉に、しましょ゛!」
【空間転移】
鬼の背後に、少女が立つ。そして、無防備な背中に手を置き、短い詠唱を終わらせる。
3秒——動けないままの鬼は、自身が負けたことを悟る。何が起きたかは分からないが、目の前の漢の目がそう言っていた。
「良き、闘いであった。」
その言葉を最後に、鬼の体が元の世界へと飛ばされる。
なによ、普通に喋れるんじゃないの。
そう思うが、十分に声が出ない。鬼の折れた手首の一撃は、私の肋骨を叩き折っていた。
至近距離からのパンチで勢いは十全ではない。
こもじが折った手首を使わせたため勢いは十全ではない。
空中にいるため、その拳は十分な重さを乗せることができない。
寸前に発動させた聖銀のレリックが盾となり私を護った。
それでいて、私の内臓を守る最後の鎧である肋骨をズタズタに粉砕したのだ。吹き飛ばされた私は、のたうち回りたいほどの激痛と、強烈な吐き気を伴う吐血を必死に抑え込んでいたのだ。鬼に見えない筋肉に万力の力を込めて痛みを相殺、こみ上げる血を全て飲み干して耐え続けた。
そして全身の出血を、動脈事縛ることで無理やり止め、転送されることを防いだ。
死体となった私は、こもじが鬼の体を封じる瞬間を待ち、そのチャンスを狙っていたのだ。
≪邂逅が達成されました。≫
視界の端に浮かぶウィンドウに、久しぶりのメッセージが流れる。
同時に、しゅわしゅわと全身の傷が修復されていくのを感じた。どうやら、終わったみたいだ。
≪源流世界【代表】の権限を上限解放しました。≫
≪源流世界・帆世静香、こもじの両名にスキルを付与します。≫
続けてクリアメッセージが流れる。
開始直後にしたおねだりは、スキル1つという扱いになったらしい。
スキル取得方法は現状3つ確認されている。
1つ、自然発現。人間の限界に達するような修練の果てに、スキルが生えてくる。
1つ、RPによるスキル習得。現時点の自身の能力をブーストし、スキル発現を後押しする。
1つ、スキルの任意付与。超常の存在から、任意のスキルを与えられる。
今回得た報酬は、その3番目だった。スキルの任意取得である。
(´・ω・`)「へぇ~そんなんあるんスね。」
説明を聞くこもじは、あんまり興味なさそうだ。このイベントで獲得したRPは0だったな、と思い出す。
それでも取得するスキルは決まっているようだ。
(´・ω・`)「殴っただけ回復するあのスキルほしいっス。」
スキルのイメージは出来上がっている。神を喰らった鬼の、黒い稲妻だ。
大いなる情報体に接続するためのシステムが、その情報をこもじに植え付ける。
≪スキル:血環ノ刃を習得しました。≫
後でそっちも要検証だなあ、と脳内にメモしていく。
回復メカニズムや、その効率は非常に気になるところだ。できれば、鬱や混乱などの精神状態も治せるのかなど知りたい。
(´・ω・`)「すごく、邪な視線を感じるのねん。」
私のスキルは、どうしよう。こもじみたいに、回復系のスキルはたしかにほしいところだ。死んでしまっては、何もできないのだから。
しかし、私の現状のスキルをみると、回避特化ビルドに両脚つっこんでいる。当たれば死ぬし、当たらなければ死なない。そもそも、勝手に統合されたり生えたりしてくるスキルという存在が謎だ。その仕様を深く知る必要がある。
私が悩んで出した結論は。
≪スキル:スキル操作を習得しました。≫
≪邂逅を終了します。≫
≪源流世界・帆世静香を転送します。≫
≪源流世界・こもじを転送します。≫
——人類に進化のあらんことを。——
第一章完結です。
次章から現代日本にかえって、どたばた劇です。
ご愛読ありがとうございます。引きつづき、よろしくお願いいたします。
(´・ω・`)「俺だけ、イラストもらえなかったのねん。」
いいえ。こもじ。
サンティスももらってないわよ。




