第三話:「影刃」
彼の名は更科ヨハン、28歳の独身男性。
かつて、彼は「影刃」としてその名を轟かせた冷酷な殺し屋だった。
鋭い知性と冷徹な技術を武器に、数々の困難な依頼を完遂してきたその姿は、まさに伝説の存在だった。だが、その華々しい裏に潜むのは、血に染まった記憶と、数えきれない後悔の念。殺し屋という生業が与えた傷は、彼の心に深い痕跡を残していた。
現在、ヨハンは「便利屋よっちゃん」を営み、穏やかな生活を取り戻そうと新たな人生を歩んでいる。
殺し屋としての冷酷さは消え去り、今の彼は地域の人々の困りごとを解決する頼れる存在となっていた。
ペット探しや掃除、時には子供の送り迎え――その仕事は平凡ながらも、誰かの日常に欠かせないものである。
一つひとつの依頼を丁寧にこなしながら、ヨハンは過去の暗い影を乗り越えようとしていた。
それは彼にとって、罪と悔恨を背負いながらも、自分を赦すための道だった。
今のヨハンの姿には、過去に囚われることなく、未来を切り開こうとする強い意志が宿っている。
その背中には、過去と決別しながらも平穏を求める男の覚悟が刻まれていた。
そしてまた今日も、ヨハンは依頼を待ちながら、一杯のコーヒーを淹れる。
その香りは、彼にとって新しい人生を象徴するささやかな希望そのものだった。
更科ヨハンのキャラクターデザインです。
ーーヨハン視点ーー
2017年8月3日 午後13:37
ある晴れた午後。
俺は「便利屋よっちゃん」の事務所で依頼書を眺めていた。
この仕事は基本的に雑務が多い。掃除、配送、ペットの捜索、子供の送り迎え――いわば、日常の延長線上にある些細な手助けだ。
だからと言って、映画やドラマのような突飛な展開が起こることはまずない。
例えば、王国の王女が敵組織から逃亡している最中に突然現れて、「助けてください! わたし、悪い人たちに追われているんです!」なんて言いながら依頼に駆け込んでくる――そんなことは現実では起こり得ない。
なぜなら、ここは映画の世界じゃない。現実という舞台はもっと地味で、予測の範囲内に収まるものだ。
ロマンチックな恋も落ちていなければ、スリリングな冒険も転がっていない。
――だけど、そんな何も起こりえない現実も悪くはない。平穏こそが最良の贅沢――俺はそう思う。
そうして、今日も何事もない一日を願いながら、本日の依頼書に目を通した。
「町内会のイベントの手伝いか。暇つぶしにはちょうどいいな」
平凡で穏やかな仕事に、どこかホッとする。
コーヒーの香りが事務所に漂い、静かな午後の空気を満たしていた。
だがその時、事務所の扉が軽くノックされた。
「どうぞ」
扉がゆっくりと開く。現れたのは二十代半ばくらいの女性だった。
不安げな表情を浮かべているが、整った顔立ちとどこか儚げな雰囲気が目を引く。
「あの……助けてください。私、今……追われてるんです!」
唐突なその言葉に、俺は一瞬言葉を失った。
まさか本当に「助けてください」なんて台詞を、この平和な事務所で聞くことになるとは思ってもいなかったからだ。
「え……?」
何とか声を出すものの、困惑が頭を支配していた。
「お願いします、本当に困っているんです!」
女性は懇願するように身を乗り出してきた。切迫した声と瞳が、冗談ではないことを物語っている。
混乱する頭を無理やり整理しながら、俺は椅子から立ち上がる。
「わかりました。とにかく、まずは落ち着いて話してください。詳しい事情を聞かせてもらえますか?」
そう促すと、女性は大きく息を吸い込み、震える手を胸に当てながら話し始めた。
その姿に、彼女が直面している状況の深刻さが伝わってきた。
「私、由香里といいます。実は、先週あたりから誰かに後をつけられているんです……」
その言葉に、俺は軽く頷きながら次の問いを投げかける。
「なるほど。それで、その相手に心当たりはありますか?」
核心をつく問いに、由香里は一瞬ためらった。小さく唇を噛んだ後、意を決したように話し始める。
「……たぶん、昔の客だと思います」
「昔の客?」
「はい。実は……奨学金を返済するために夜職をしていたんです。キャバクラで働いていました。でも、今は辞めて、昼間の事務の仕事をしています」
その言葉に、俺は目の前の由香里を改めて見た。淡いブラウスにタイトスカートといういかにもOLらしい姿だが、その背後に彼女が背負った過去が影を落としているように思えた。
由香里の話は続いた。彼女はキャバクラ嬢として働いていた頃、ある男性客から多額の貢ぎを受けていたという。その男性は金払いが良かった反面、異常なほど執着心が強かったらしい。そして彼女が夜職を辞めた後も、何度か接触を試みてきたという。
「最初は偶然だと思ったんです。でも、先週から毎日のように私の後をつけてくるんです。会社の近くや、家の近くでも……」
由香里の声は次第に震え、目には薄く涙が浮かんでいる。その恐怖と不安がひしひしと伝わってくる。
「警察に相談したんですが、証拠が不十分だって……。どうか助けてください!」
由香里はついに涙をこぼしながら、俺を見つめた。
俺は顎に手を当て、少しの間考え込んだ後、静かに頷いた。
「わかりました。あなたの依頼、引き受けます。僕が解決しましょう」
その言葉を聞いた由香里の表情に、わずかに安堵の色が浮かんだ。俺は机の上にあるメモ帳を手に取り、ペンを走らせながら続ける。
「まず、相手の行動をしっかり把握する必要があります。目撃した時間帯や場所、具体的な特徴を教えてもらえますか?」
こうして、俺と由香里の奇妙な物語が幕を開けた。
ーーーーーー
依頼を引き受けた俺は、まずストーカーの特定と証拠集めに取りかかることに決めた。
「まず、相手が誰かを確定する必要があります。そのために、明日からあなたの通勤経路を一緒に回りましょう。尾行が予想されるので、車に監視カメラを仕込んでおきます。相手の動きがつかめれば、次の対策も立てられますから」
由香里は不安げに頷きながらも、その目に少しだけ光が戻ったように見えた。
さらに、俺はバッグから小さな防犯ブザーを取り出し、彼女に手渡した。それはGPS機能が内蔵された最新のモデルだった。
「これを持っていてください。もし何かあれば、迷わず使ってください。音が鳴ると同時に僕のスマホに位置情報が送られる仕組みになっています。すぐに駆けつけます」
由香里は防犯ブザーを受け取り、その小さな機械を大切そうに握りしめた。その表情には、かすかながらも安心の色が浮かんでいた。
「ありがとうございます……これで少しだけ気持ちが楽になりました」
「大丈夫。ここからは僕の仕事です。依頼を受けた以上、しっかり解決しますよ」
俺は少し笑みを浮かべながらそう言った。由香里ははにかんだように頷き、静かに「よろしくお願いします」とつぶやいた。
――こうして、俺と由香里のストーカー撃退作戦が動き出した。
ーーーーーー
2017年8月4日 午前8時18分
翌朝、俺は由香里の通勤経路を車で追いかけていた。慎重に距離を取りつつも、周囲の動きを見逃さないよう目を光らせる。
案の定、少し離れた場所に停まっている車の中に、怪しげな男の姿を発見した。
「……見つけたぞ」
男は見た目こそ若いが、どこか薄汚れた雰囲気をまとっていた。年齢は恐らく20代半ば――下手したら由香里と同い年くらいか。彼の無造作な髪やしわくちゃなシャツが、その生活の乱れを物語っている。
俺はスマホを取り出し、慎重にカメラを向けて男の顔と車のナンバーを撮影。さらに、由香里を尾行している様子を動画に収めた。この動かぬ証拠さえあれば、警察も動かざるを得ないはずだ。
その日の夜、事務所に戻った俺は、調査結果を由香里に報告した。
「相手はこの男で間違いないでしょう」
俺はモニターに表示された男の写真を指差した。
「名前は野村徹。年齢は26歳、由香里さんと同い年ですね。調べたところ、現在は無職のようです」
その瞬間、由香里の顔が青ざめた。
「やっぱり……野村さんだったんだ」
彼女の声は震えており、記憶の奥底に封じ込めていた恐怖が一気に蘇ってきたのだろう。
「間違いない。今日撮影した証拠映像もあります」
俺は動画を再生し、野村が由香里を追いかけている様子を見せた。由香里は小さく息を呑む。
「明日、この証拠を持って警察に行きます。ただ、残念ながらこれで即座に解決するわけではないかもしれません。ストーカー案件では、警察の動きが鈍いことも多いので……」
由香里は肩を落とし、小さく頷いた。
「……そうですよね。警察に相談しても、証拠がないと動けないって何度も言われて……」
「でも大丈夫です。僕たちにはこの証拠があります。それに、もし警察が動かなかったとしても、僕が別の手段を考えます」
俺は強くそう言い切ると、由香里の目にわずかな光が戻った。
「ありがとうございます、ヨハンさん……」
彼女の震える声は、それでもどこか救われたように聞こえた。俺は心の中で、何としてでもこの依頼を成功させると決意を固めた。
2017年8月5日 午前8時02分
翌朝、警察に向かう準備をしている最中、俺のスマホが激しく震えた。由香里からの着信だ。画面を確認すると、彼女の名前の隣には「緊急」の文字が滲み出るように見えた。
電話に出ると、由香里の声は泣きそうなほど震えていた。
「助けてください! 野村が……家の前にいるの!」
一瞬、全身に緊張が走った。
「わかりました。すぐ行きます」
俺は話を切ると、車に飛び乗り、アクセルを踏み込んだ。
由香里の自宅に到着すると、案の定、野村は彼女の家の前で大声を上げていた。
「由香里ちゃん! なんで逃げるんだよ! 俺はずっと君のことを想って、尽くしてきたのに!」
その声は執念に満ちていたが、どこか悲哀すら感じさせる響きがあった。だが、今の状況では同情している暇などない。
俺は野村の前に冷静に立ちはだかった。
「それ以上近づくな。警察には連絡済みだ」
野村は一瞬たじろいだが、すぐに逆上して掴みかかってきた。
「お前なんかに関係ないだろう!」
俺は冷静にその動きをかわし、野村の腕を捉えて関節を極めた。彼は痛みに顔を歪め、身動きが取れなくなった。
「いい加減にしろ。このまま続ければ、ストーカー行為だけじゃ済まなくなるぞ」
その時、遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。次第にその音は大きくなり、赤と青の回転灯が野村の顔を照らした。
警官たちは迅速に野村を取り押さえ、その場で現行犯逮捕した。
パトカーに押し込まれる野村の顔は絶望そのものだった。その目には、追い詰められた動物のような恐怖と後悔が入り混じっていた。
彼はぽつりと呟いた。
「この先どうすればいいんだ……。いい歳して恋愛の仕方ひとつまともにできないし、俺の人生、間違ってばかりだ……」
その言葉が胸に刺さった。野村が今回犯した罪に共感はできない。それでも、「人生を間違ってばかり」という点では、俺と彼は少し似ている気がしていた。
だから、放っておけなかった。
俺は静かに言葉をかけた。
「まあ、そう落ち込むなって」
野村は顔を上げ、目を細めて俺を睨んだ。
「どうせ他人事だからだろ? だから、そんな気休めみたいなことが言えるんだ……!」
彼の声は震えていて、その言葉の裏には苛立ちと諦めが交じっていた。
俺は肩をすくめて、少しだけ笑みを浮かべた。自嘲気味のその笑顔が、自分の内心を隠しきれていないのは分かっている。
「いや、俺だって間違いだらけの人生さ。正直、今だって自分が真っ直ぐ歩けてるのか、さっぱり分からない。だけどな――間違いに気づいた瞬間から、人はやり直せるんだよ」
言いながら、自分の言葉がどれほど彼に響くのか分からなかった。けれど、その瞬間、彼の険しい表情がほんの少しだけ緩んだように見えた。
「……やり直せる、か……」
呟くような声には、まだ迷いが滲んでいた。でも、その中にはかすかな希望の色が混じっている気がした。
俺は視線をそらさず、彼の瞳をじっと見つめた。どんな反応であれ、逃げるつもりはない――少なくとも、今だけは。
野村は少しだけ顔をほころばせ、力なく問い返してきた。
「本当に……? 遅くないのか?」
俺はしっかりと彼を見つめ、言葉を続けた。
「やり直すのに早いも遅いもないさ。大事なのは――その一歩を踏み出す勇気だ。ちなみに俺は君と同じ歳の時、この便利屋を始めたよ。誰にどう思われようと、自分で決めた道を歩こうと思ったんだ」
野村は驚いたように顔を上げたが、それも一瞬で、また視線を落とした。
それでも、その表情にはどこか光が差し始めているように見えた。
俺は最後に付け加えた。
「だからさ――務所を出て、もし行き先に困ったら、うちの便利屋を手伝いに来てくれよ。迷ってもいい。だけど、立ち止まるな」
野村は何も言わず、パトカーに乗り込んだ。ただ、その横顔にはわずかな光が差し込んだような、前向きな表情が浮かんでいるように見えた。
彼がどう生き直すかは、これから次第だ。だが、少しでも前に進む手助けができたのなら、それで十分だと思う。
事件が解決し、由香里の顔にはようやく安堵の表情が浮かんでいた。
「本当にありがとうございました……」
その言葉に、俺は軽く微笑みながら答えた。
「平穏な生活が取り戻せたなら、それで十分です。あ、でも仕事ですから、依頼料はきっちりいただきますよ」
由香里は小さく笑いながら、手に持った紙袋を俺に差し出してきた。
「もちろんです。それと、良ければこれを……つまらないものですが」
俺は紙袋を受け取り、中を覗き込む。
「なんですか?」
「先月旅行した時に買った沖縄のお土産です。紫芋タルトなんですが……甘いものが苦手じゃなければ」
俺は袋を持ち上げながら顔をほころばせた。
「甘いもの、大好きなんですよ。ありがたくいただきます!」
由香里は微笑みながら、深々と頭を下げた。
「本当に助かりました。これからは安心して暮らせそうです」
「そう願ってます。何か困ったことがあれば、また声をかけてください」
俺はそう言い残し、由香里の家を後にした。玄関の扉が閉まる音を背に、ふと空を見上げる。
雲一つない青空が広がっている。穏やかな風が頬を撫でる中、俺は今日も誰かの力になれたことに、ほんの少しの充実感を覚えていた。
「さて……次はどんな依頼が来るのやら」
独り言を呟きながら、俺は便利屋の事務所へと足を向けた。
ーーーーーー
2017年8月5日 20:52
由香里の依頼を無事に解決し終えた後、事務所に戻り、書類整理に追われていた。
気づけば、時計の針は21時を回ろうとしていた。
「そろそろ飯時かなぁ」
仕事もひと段落し、空腹に耐えきれず街中へ出ることに決めた。ふと目に飛び込んできたのは、鮮やかな赤いマクドナルドの看板だった。
店内に入ると、賑やかな喧騒が耳を包み込む。家族連れや友達同士が楽しげに談笑し、都心の夜らしい賑わいを見せている。注文を済ませ、トレーを持って空いた席に腰を下ろした。
「さて、いただきますか」
ハンバーガーにかぶりつきながら、ほっと一息つく。この瞬間だけは、忙しい日常を忘れさせてくれる貴重な時間だ。
ふと視界の端に、少し奇妙な光景が映った。
若い大学生らしき四人組がテーブルいっぱいに山盛りのハンバーガーとポテトを並べている。まるで大食い大会でも始めるつもりのようだが、彼らの表情には明るさがなく、どこか沈んだ雰囲気が漂っている。
「……なんだあれ?」
気にはなったが、深入りする必要もない。俺は気にしないふりをして食事を続けた。
食事を終え、トイレに向かおうと立ち上がる。ドアノブに手をかけた瞬間、内部から何かが倒れるような音が聞こえてきた。
「何だ?」
驚いてドアを開けると、床にへたり込む青年の姿が目に飛び込んできた。
「大丈夫? 君?」
俺が声をかけると、青年はふらつきながら立ち上がり、「立ち眩みで……ちょっとふらついちゃって……」と苦笑しながら説明する。
その表情は疲労の色が濃く、言葉の端々から悩みを抱えているような雰囲気を感じ取った。だが、見知らぬ俺が踏み込むべきではない。
「そう。なら良かった。今年の夏は特に暑いから、気をつけるんだよ」
俺はそれだけ伝え、トイレを後にしようとした。
だが、不意にポケットから名刺が滑り落ちたのに気づかなかった。
「これ、落としましたよ!」
青年が名刺を拾い上げ、差し出してくれる。その動作は少し戸惑い気味だ。
「ああ、それ君にあげるよ」
俺は軽く笑いながら名刺を受け取らず、そのまま彼に渡した。
青年は困惑した様子で名刺をじっと見つめる。
その表情からは、「これは一体なんなんだ?」という内心が透けて見える。
まあ無理もない。便利屋なんて聞き慣れない職業だ。下手すれば詐欺か何かと疑われても仕方がない。
気まずい沈黙を感じ取った俺は、名刺の意味を補足することにした。
「僕は便利屋をやってるんだ。珍しいでしょ? どんな依頼でも引き受けるから、困ったことがあったらいつでも頼ってよ」」
俺は軽く微笑みながら名刺を渡した。青年は驚きつつも、丁寧に受け取る。
「はい、わかりました。ありがとうございます」
彼の礼儀正しい態度に少し安心しながら、俺は再び店内の喧騒の中へ戻っていった。
背後で扉が閉まる音がして、ふと心のどこかに小さな引っかかりを覚えた。
ーーーーーー
2017年8月6日 06:40
翌朝、いつものように事務所で仕事の準備をしていた。
コーヒーの香りが漂い、静かな朝の空気に少しだけ気持ちが和らぐ。湯気が立つマグカップを手に取りながら、今日も忙しい一日になりそうだとぼんやり考えていた。
依頼は順調に片付き、昼過ぎまでは特に変わったこともなく、平穏そのものだった。
だが、その静けさを破るように、事務所の電話が鋭く鳴り響いた。
「……なんだ?」
受話器を取ると、昨日出会ったあの青年の声が耳に届いた。
『こんにちは、昨日お会いした早坂優樹と申します。昨日はありがとうございました。実は……依頼があってお電話しました』
ゆうきという青年の言葉は丁寧だったが、その声にはどこか切羽詰まった様子が感じられた。
『僕でよければ話きくよ。事務所に来れる時間はありそうかい?』
『ありがとうございます。本日午後に伺ってもいいですか?』
『もちろんだよ。待ってるね』
――この時点では、俺はまだ知らなかった。
この青年の依頼が、俺の人生にどれほど大きな波を立てることになるのかを。
それは、これまでの便利屋人生を根底から揺るがす、一つの転機となる依頼だった。
─────────────────────
:PROFILE:
名前:更科ヨハン
年齢: 28歳
身長: 183cm
職業: 便利屋
異名: 影刃(元・冷酷な殺し屋)
趣味: 山登り
好きなもの:甘いもの
嫌いなもの:子供
特技: 即興料理:(ストリートフードから高級料理まで、何でも即席で作れる)
次回は、東京の夜、ゆうきたちは「便利屋よっちゃん」ことヨハンとの面会に臨む。ヨハンが呪いに対してどんな解決策を提示するのか、彼らの運命に希望か絶望かがかかる。ヨハンとの出会いが明かす新たな真実とは?
お楽しみ!!
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!