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第56話 後半 B

「意外だったわね。まさか、ナハトが私をディナーに誘ってくれるなんて」

「ノインには世話になっているし、言ってみれば戦友だからな」

「戦友、か――ふふ、悪くないかも。それじゃ、これまで得た勝利に」


 フェアトラウエンでも有数の料亭のテラス席で、ナハトとノインはグラスをぶつけた。


「そういえば、アーベントの小屋の外でも、こうして二人で話したっけ」

「そんなこともあったな」


 ノインが薄い唇にグラスを近づける。

 どれだけ飲んでも酔いはしないし、聞けばルンペンという男に薬を仕込まれたであろうときにも何も変化がなかったらしい。

 驚異的な身体能力に加えて、毒物に対する耐性も尋常ではない。

 あらためて、何者なのだろうという疑念が湧いてくる。


「どうしたの?」

「いや――」

「あ、もしかして、飲んでみたくなった?」


 悪戯好きな子どものように、ノインが笑ってグラスを傾ける。


「あげよっか?」

「いや、遠慮しておくよ」


 ナハトは静かに笑ってそれを断り、ノインもそれを見て微笑んだ。


「あらら。それじゃ、次の機会ってことで」

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