前へ目次 35/35 雪原の足跡 小鬼の群れが、深い雪の中を進む。 普通ではない、ひどく統率のとれた動き。 小鬼たちが雪深い森の中を進む。 小鬼はみなどこか緊張したかのような面持ちだった。 その背後から、地震のような、激しい地響きが続く。 高く、高く見上げるような何かが、歩いていた。 巨体を揺らし、ただひたすらにどこかを目指している。 それは、まるで動く小山だった。 しばらくして、すべてが雪の中に消えていく。 残されたのは、屋敷ほどもあろうかという巨大な足跡だった。