えーーーーーーーーー!
しばらくたった後、「大丈夫です。もう出発してかまいません。」と話した後、タクシーは動き始めた。目的地である私の家に到着して、料金の精算に入ろうとしたところで、イケメンのタクシードライバーとお近づきになりたいと思った私は、「先ほどはありがとうございました。あなたが優しく対応していただいたおかげで心が落ち着きました。」と話すと、イケメンのタクシードライバーは、「どういたしまして。お客様が快適に御くつろぎ頂きたいと思いましたので。」と返した。タクシードライバーは寡黙なイメージがあった私は、話してもらえたことに感激しながら、「私が思っていたタクシードライバーってほとんどおじいちゃんかおじさんのイメージが強かったので、あなたみたいな若くて親切でイケメンなタクシードライバーのタクシーに乗れてよかったです。あなたのことが好きになってしまいました。」とお酒に酔った勢いで、自分の本音をぶつけた。すると、イケメンのタクシードライバーは、少し苦笑いをしたような感じで、「これは・・・褒め言葉として受け止めてよろしいんでしょうか。」と話したのを聞き、私は我に帰り、「あ、いや、違うんです。好きになったって言うのはその・・・LOVEの意味でなくて・・・」と慌てて言い訳したが、「いや、私は女なので、イケメンといわれるとちょっと複雑なんですが。」とこちらを振り向いて帽子をはずして帽子に隠したであろう長髪を見せながら、イケメンのタクシードライバーは話した。私は唖然として「えーーーーーーーーー!」と叫んだ。