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タクシードリーマー  作者: 山口大生
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同期との飲み会

ある金曜日の仕事終わり、私は入社同期の社員と一緒に飲み会をした。飲み会をしたのは私を含め4人で、2人はゲーム製作部、1人は営業部だ。その席では、日々の仕事の愚痴や悩みをお互いに話しあった。仕事に馴染んでいなのは私だけではなく、みんな一緒だとわかり、少し安堵した。しかし、3人のやっている仕事はゲームに関係する仕事だったので、羨ましく思った。私は、お酒に酔っていたのもあり、勢いで、「私はみんなが羨ましく思う。だってゲームに関わることのできる仕事をしているんだから。私なんか経理で毎日ルーティーンワークしていて・・・せっかくゲーム会社に入ったのに本当にゲームに関わっているのか分からないよ。」と愚痴っぽく言ってみた。それを聞いていたほかの三人は唖然として、「なに言っているの?経理の仕事楽そうでいいじゃん。」「残業もなく、決まった仕事をこなすだけだからこっちのほうが羨ましいよ。」と呆れながら言われた。それを聞いて、せっかく安堵した気持ちが急にブルーになってしまった。確かに他の人から見れば、楽そうな仕事に思えるかもしれない。でも、こっちは、好きなことに直接関わっている仕事ではなく、モチベーションもあがらない。その気持ちを理解してくれる人は飲み会で一緒の3人には分からないのだ。私は孤独に感じ、2次会の参加を断り、そのまま自宅に帰ることにした。

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