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タクシードリーマー  作者: 山口大生
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やりたいことと今の仕事

私は子供のころから、冒険にあこがれていた。冒険を題材にした物語を読んだのはもちろんゲームや漫画にもはまり、私もいつか主人公のように、普通の社会とは違う、世界を冒険したいと思った。ただ、現実から考えても、それは不可能だと年をとるごとに気づき始め、「そうだとしても、せめて、子供のころに夢中になった冒険を題材にしたものに関わりたい」と思った。

幸いなことに、大学を卒業した後、RPGゲームの制作会社に内定が決まった。私は、「自分の好きなことに関われる」と意気揚々と社会人生活をスタートした。しかし、配属されたのは経理課の経費係だった。

 経理課経費係では、全社員からあがってくる経費の申請に対して、領収書と照らし合わせて金額のチェックや社内規則に則った経費かを確認したうえで経費を出していた。又、交通費の申請の場合は、領収書がないことが多いため、自分で経路を調べた上で、チェックをして交通費を出していた。社員からあがってくる経費の申請は膨大で、それを大至急処理しなければならないので、毎日が忙しかった。なおかつ、仕事自体も何の面白みを感じることができず、入社して、2ヶ月が経過しても、会社に行くこと自体憂鬱だった。

 「もう就業時間5分前だけど、経費申請の処理は全部終わったの?」このように上司から聞かれ、恐る恐るできていない旨伝えると、「経費申請の処理は大至急でやらないといけない仕事だよ。速くやってもらわないと、経費を申請した社員さんはお金が受け取れずに困ってしまうよ。」とため息交じりで、呆れ顔で言われた。「申し訳ございません。今日中には全部終わらせるので。」と返答すると、「そしたら、あなたに残業代を付けることになるでしょ。あとは、私がやるから、あなたは定時になったら帰っていいよ。」と返され、私は、定時に帰ることとなった。入社して2ヶ月が経過しても、まだまだ仕事になれない部分があり、仕事で上司など他の職場の方に迷惑をかけていることから、なかなか馴染めないのが、私の最近の悩みだ。この仕事を人生の大半をかけてやらないといけないと思うと、先が思いやられる。


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