アールヴタウンとエルフ
「ここがアールヴタウンかぁ」
エルフの町に着いた四高一門は町に見惚れていた。
巨木の中に町をくり抜いてできた町で上の方まで家がある。
どれだけ大きい木なのか。想像ができない。
上の方は雲に隠れており、全容は見えない。
「ここは、物凄く美味しい果物がいっぱいあるんだぜ!」
「そうなの!? 楽しみだわぁ!」
「早く。食べたい。」
ガントが言うとモー二とイブが食いついてきた。
「さぁ! 行きましょう!」
モー二がガンガン進んでいくのを4人は追いかけていく。
「へい! らっしゃい!」
「こっちも安いよぉ!」
あっちこっちで果物を売っている。
「こっちには桃みたいなのがあるわ! 一個頂戴!」
「あいよ! どうも!」
桃みたいなのを食べてみる。
バクッ
「ん~~~! めっっちゃ甘い!!」
「私も一個!」
「「俺も!」」
「はいよ! まいど!」
バクンッ
「んまい。」
「「うめーーー!!」」
「これはすげえな!」
「ヤバい。これ止まんないわ」
バクバク食べるフーマにいちいち騒ぎながら食べるガント。
「エルフって果物が好きなのかしら?」
モー二が呟くと
「エルフは農業が好きなわけよ! そんで、この巨木のおかげで植物や野菜の成長がすごくいいわけ!」
「へぇー。そうなのね」
「んで、すごい成長が良いもんだからドンドン売らないと、野菜がドンドン増えちゃうわけよ!」
「なんか、それも凄いわね」
「ははは! だな、野菜作るとは辞められないんだな! そんだけ好きってことか!」
そうエルフが教えてくれる。それを聞いて農業がどれだけ好きなんだ?と思う四人。
「あっ! そういやぁさ、フーマ、念願の全国大会そろそろじゃない!?」
「ん。そうなんだよなぁ。そろそろ調整しないと」
「絶対応援に行くから頑張れよな!」
「あぁ。ありがとな」
「私達も行くわ! 絶対優勝しなさいよ!」
「絶対。優勝。」
「ははは! ありがと」
皆が応援してくれている。そう思うと気合いがみなぎってくるフーマ。
アールヴタウンを満喫した4人。
フーマの全国大会へ向けていい気分転換になったようである。
果たして、フーマは念願の全国大会で優勝できるのか!?
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