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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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第二最前線エリアボス2

「フーマ! どうする!?」


「もう少し引き受けててくれ! 今考える!」


「おう! 頼むぞ!」


なんとか引き付けているガント。


「挑発!! こっちだ!」


突進してくるアオカイマン。


ズドンッ


ビリビリビリ


「ぐぅ! 痺れるぜ!」


盾で何とか受け止める。


ガヅンッ


シッポでの攻撃も来る。


「はぁはぁ! 体力がヤバい!」


息も絶え絶えになり、限界が近づいてくるガント。





その時




大口を開けて突っ込んできた。




反応できないガント。




「食われてたまるかぁ!」




ガヅンッ


盾を前に出し、口に挟む。


「ガント! そのままだ!」


「縮地」


アオカイマンの目の前に現れるフーマ。


「風砲!!」


ドォォォォォォォォォォォォォォンッ


吹っ飛ばされて内部から破壊されたアオカイマンは口から光の粒子を出しているが、耐えている。


『グルルルルァァ』


ブンッ   ブンッ


尻尾を振り回しながら狂乱状態になっているアオカイマン。


「もう一回、同じことができればなぁ」


フーマが呟くと


「よし、じゃあやってみるか!」


ガントが答えて前に出る。


「しゃあ! 挑発!! こっち来い!」


『グルルルル』


ズダンッ


アオカイマンが突進してくるのを受け止めるガント。


ブンッ


尻尾がガントに迫る。


「くっ!」


ガヅンッ


なんとか盾で受けたガントだったが、吹き飛ばされてしまう。


「くそっ!」


「一旦下がれ! 違う方法を考えよう」


「わかった!」


一旦みんなの元へ下がるガント。


(ワニか......そういえば肉食べるよな?)


「モーニ、食料の肉ないか?」


「あるけど......どうしたの?」


「ちょっとくれないか?」


「いいわよ。はい」


モーニから肉を手渡されるフーマ。


「おい! 何に使うんだ!?」


「......食わせるんだよ」


「ただ、食われるだけだぞ!?」


「イブ、目くらましできるか?」


「うん。できる。」


「俺が合図をしたら、目くらまししてくれ」


「了解。」


「じゃあ、頼むな」


ダンッ


アオカイマンに肉薄するフーマ。


「ハァ!」


ズドンッ


横から中段突きをする。


尻尾が振られる。


回避したり、攻撃を当てたりしながら、アオカイマンが付かれるのを待つ。


しばらく、翻弄していると


『グォォォォ』


「イブ! 頼む!」


「ブラックミスト。」


モワモワモワ


アオカイマンの周りに黒い霧が漂う。


肉を出しながら口に近づけていくフーマ。


『グォグォ』





アオカイマンが大口を開ける





「今だ! 風砲!」




ドォォォォォォォォォンッ




口に大穴が開く


そこから光の粒子が溢れてくると、全体が光の粒子に変わっていった。


「はぁぁぁぁ。食われるかと思ったぁ」


膝に手を突きながらため息を吐くフーマ。


「お疲れ!」


バシンッ


肩を叩くガント。


「おう」


ゴツンッ


拳同士をぶつけ合い賞賛し合う。


「一時はどうなるかと思ったけど、何とかなってよかったわね!」


「私。役に立った。嬉しい。」


「ああ! ありがとうな! イブのおかげだ!」


ガントがイブを褒めると下を俯いて動かなくなる。


「ん? どうした?」


ガントが聞くと


「なんでもない。」


イブは赤くなった顔を見られたくないようだ。


「さぁ、じゃあアールヴタウンへ向かいますかぁ」


フーマが先頭を歩き町へ向かう。

またしても何とか勝てた四高一門は新たな町に向かう。

次の町では何が待っているのだろうか。

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