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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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第二最前線3

「やっぱり、一応女の子なんだな! はっはっはっ!」


バキッ


「いでぇ!」


「うっさいわよ! 気持ち悪いものは気持ち悪いんだから、しょうがないじゃない!」


「私も。嫌。ガント。最悪。」


先程のクモから逃げたモーニを嘲笑っているガントであったが、いつもの如くメイスで殴られて文句を言われている。

イブにも冷たい目で文句を言われる始末。中々成長がみられないが憎めないのがガントである。


「あれはしょうがねぇよな。おれも虫唾が走ったもんなぁ」


モーニの意見にフーマは賛同する。


「俺は平気だね! 前で前衛はんなきゃないし! 気持ち悪いなんて言ってらんねぇぜ!」


「ガントは頼もしいなぁ。また気持ち悪いの出たら、頼むよ!」


「おう! 俺に任せろ!」


うまくおだてるフーマに図に乗るガント。


話しながら進んでいると


『ゲコッ』


「止まれ! モンスターだ!」


4人は構えて辺りを計画する。

すると横から何かが飛び出てきた。


「下がれ!」


叫びながらモンスターの前に出る。


ビタンッ


盾に何かがぶつかる。


ビチャッ


ガントに液体が降りかかる。


「ぐっ!」


膝を突くガント。


「どうした!?」

「バットステータスよ! 毒だわ! フーマ、気を付けて! あのモンスターの粘液に触ると毒になるみたいよ!」


モンスターを見ると自分と同じくらいの黄色いカエルがいた。


「ぐっ! キドクガエルかっ!」


ガントがモンスター名を口にする。


「触れないんだと、どうするか」


「遠距離から攻撃してみるしかないわね!」

「ホーリーレイ!」


キューーン


ズルッ


・・・・ズドォォォン


「それた!?」


「あの粘液は魔法を弾くのか!?」


「弾かれたら、遠距離からの攻撃ができないじゃない!」


驚きながら文句を言うモーニ。


「直接攻撃するしかないか。・・・待てよ。粘液が当たらなければいいんだろ?」


何か思いついたフーマ。


「モーニ! 俺が前に出る。ガントの回復を先に頼む」

「わかったわ!」


ダンッ


勢い良くモンスターへ迫るフーマ。


「これならどうだ! 風神!」


ブォォォォォォォ


「ハァッ!」


ズドォン


勢いのついた飛び膝蹴りでキドクガエルのHPが減る。


「よっしゃ! 効いてる! そのまま攻撃だ!」


モーニに回復してもらったガントが状況を見ながら指示を出す。


「フッ! フッッ!」


左右の中段突きを放ってダメージを与える。


ビュッ  ビタンッ


体に何かが張り付いた。


グーーーン


「ぐわぁぁぁぁ!」


フーマがキドクガエルの口へ吸い込まれていく。


「フーマ! やばい! 食べられちまう!」





「おわぁぁぁぁ」






ガシッ


「うりゃぁぁぁぁぁ」


なんとか口の所で両手両足を力いっぱい伸ばし、踏ん張っているフーマがいた。

が、段々とズルズル中に入って行ってしまう。


(なんとかしなきゃやばい! 喰われる! んっ? 口の中なら魔法が効くんじゃないか!?)


両手を踏ん張りながら魔力を両手に溜めるイメージをする。


「はぁぁぁぁぁぁ・・・風砲!!」





キドクガエルの口内が緑の光で溢れる。






ドォォォォォォォォォォォォォンッ






パァァァァァ


キドクガエルが口から光の粒子を吐き出しながら、全体が徐々に光の粒子に変わる。


「はぁ、はぁ、はぁ。やばかった・・・」


「危なかったな! あーしっかし、ベトベトして気持ち悪い・・・」


へばっているフーマに凄い顔で嫌がっているガント。


そんなガントを見て


「ふんっ! 罰が当たったんじゃないのかしら!?」

「ベトベト。ざまぁ。」


ここぞとばかりにけなし始めるモーニとイブ。


「くっそ! どっかで洗うぞ!」


先頭で水場を探して歩き始めるガント。


「ちょっと待てよ。疲れた」


ダラダラ付いていくフーマ。

その後ろからプンプンしながら付いていく2人。


こんな調子で大丈夫なのだろうか? 四高一門。

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