第二最前線1
四高一門一行は第二の最前線である、北の町サーテアの先にある森の中にいた。この先のアールヴタウンが目当ての町である。
『シャーーー』
「敵だ! 行くぞ!! 挑発!!」
ガントが前に出るとスキルを使い、気を引く。その隙にフーマが後ろから攻める。
「風斬! ハァ!」
手刀で首の部分と思われる所へ攻撃すると
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CriticalHit!!
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蛇のモンスターの首元から光の粒子に変わる。
「呆気ないな。攻撃力の上がり方が半端じゃないな。ガントも防御力がかなりあがったんじゃないか?」
「そうだな! この辺の敵ぐらいなら、ガードしても貫通してのダメージは受けないぜ!」
「すげぇな」
改めて作って貰った武器達に感動し、名匠ゲイブに感謝の念を送る2人。
「ちょっと! 私達の出番がないじゃない!」
モー二が抗議の声をあげる。
「いや、予想以上に攻撃力がアップしててさ。次の敵はモー二に譲るよ」
「約束よ!」
フーマが言うと腕を組んで怒ってますのポーズをしているモー二が約束を迫る。
更に進んでいくと
ガサガサッ
「止まれ!」
ガントの指示の元4人は止まり、構える。
「あそこにいるぞ!」
指を指した方向にはトカゲのようなモンスターが木に張り付いてこちらの様子を伺っている。
「私がやるわ! ホーリーレイ!」
キューーン
チュドォォォォォォン
「へっ!?」
「ちょっ! 威力強すぎだって!」
「わ、私は悪くないわよ! いつもと同じくらいの魔力を込めたのよ!?」
フーマが変な声を上げると、ガントがモー二に抗議するが、いつもと同じように魔法を放ったようであった。
「やっぱり、そのメイスが魔力伝導率良すぎるんだろうな」
「そうね! いつもの魔力の半分より少なくていいかもしれないわね」
「マジかよ!? それってすげぇ節約になるじゃん!」
「私も。試したい。」
イブもやりたいと名乗りをあげる。
「あぁ。次はイブがやってみよう」
さらに奥に進む
進んでいると
ヒュンッ ヒュンッ
「うおっ!」
咄嗟に盾を構えるガント。
ガンッ ガンッ
何とか防いだが、何処から攻撃が来ているか特定できないでいた。
ヒュンッ
「フーマ!」
「ハァ!」
パァンッ
裏拳で弾く
「あれじゃないか!?」
フーマが指を指す方向には木がある。
根っこの部分で攻撃してきているようだ。
「今度はトレントか!」
ガントが言うと
「ダークレイ。」
キュン
ズガァァァァァァン
大穴をあけて倒れるトレント
バキバキバキッ
ズドォーーン
「やっぱり。威力。強い。」
イブも驚く程の威力を発揮したようだ。
このまま4人は順調に森の奥へ進んでいく。
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