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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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最前線エリアボス3

『ガァァ』


棍棒が振り下ろされる。


ドガァァン


地面を抉っていくオーガ。


(無理にでも行くしかない!)


「縮地!」


『ガア!』


ガリッ



棍棒をカスりながら交わし、回し蹴りを首に放つ。


「ハァ!」


ズドンッ


――――――――――

CriticalHit!!

――――――――――


(よし! 残り1割!)


『ガァァァ』


追撃しようとするが、腕と棍棒をブンブン振り回して攻撃してくる。


ダンッ


一旦下がるフーマ


「エクスヒール!」


「フーマ! もう魔力がないわ! これが最後の回復だと思って!」


モー二が告げてくる。


「了解。なんとか次で決めるよ。」


「フーマ! 無理するなよ!? いざとなれば、囲んで叩くしかない!」


「いや、それだと全滅も有り得る。策はある。どうにかなるよ。大丈夫だ」


ガントが心配しながら策を提案するが、フーマに却下され、フーマの策に掛けるしかない。


「頼んだぞ!」


「おう!」


ゴツンッ


拳を合わせる二人。


「おれは突っ込む! ガントは魔法で目くらましをしてくれ!」


「オーケー!! 行くぞ!! エクスプロージョン!!」

「縮地!」


魔法を追いかけるように敵の目の前に迫る。


ドガァァァァァン


ダンッ


魔法の爆発に合わせてオーガの上空へ飛ぶ。


『ガアガア』


魔法は効かないぞとばかりに笑っているオーガ。その上空には高く跳躍するフーマ。


(これで決める!)


右脚を出して縦に回転を始めるフーマ。


「ダウンバースト!!」


回転しながら急速にオーガに迫る



『ガア?』



上を見るオーガ。




しかし、もう遅い。






「セイヤァァァァ!!」







ズドォォォォォォォォォォォォン!!






顔に踵が落ち


地面にそのまま叩きつけられているオーガ。


ザッ


下がって様子を見るフーマ。





パーーーッ


顔から光の粒子に変わっていくオーガ。




「よしっ! 勝った」


小さくガッツポーズをしていると


「いよっしゃゃぁぁぁぁぁあ!!」


デカいガッツポーズで喜ぶガント。


駆け寄ってくる。


駆け寄って


駆け寄って


「やったなぁぁ!!」


抱きついてきた。


「おぅ。やったなぁ」


「はははっ! やっぱフーマはすげぇや! すげぇ! すげぇ!」


前後に揺さぶられ


「ぐっ……苦しい」


ダウン寸前のフーマ。


バキッ


「いでぇ!」


頭を抑えて離れるガント。


「ちょっと! フーマが折角エリアボス倒したのに! あんたのせいで! 死に戻りするとこだったわよ!」


腰に手を当て怒っていますの体制で猛烈にお説教するモー二。


「まぁまぁ。モー二その辺にしてやれって。助かったけどなぁ」


「ガント。ホントに。余計なことしちゃう。バカ。」


「ぐっ!」


イブからも口撃こうげきをされて胸を抑えながら苦しんでいるガント。


「早くカザドタウンに行ってみよう! 違う種族の人達がいるんだろ?」


フーマが聞くと


「そうらしいぞ! カザドタウンは、ドワーフの町らしい! 鍛冶が盛んなのかな?」


ガントが答える。


「見てのお楽しみだな! 行ってみよう!」


最前線のエリアボスを何とか撃破した四高一門は、カザドタウンへ向かって歩いていく。

果たしてどのような町が待っているのか。

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