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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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最前線4

4人はログインすると洞窟を出発した。

第二の町へのエリアボスの討伐を目指す。


「エリアボスまであとどれぐらいあるんだろうな」


歩きながらフーマが質問すると


「おれも調べてみたんだけど! そこまでの情報はないんだよな!」


困ったようにいうガント。


進んでいると、


シュッ シュッ

  シュッ  シュッ


何かが聞こえる


「待て! 何かいる!」


盾を構えながら進むガント。


岩陰をのぞき込むと


ダァン


シュッ


ガギンッ


盾に重い拳があたる


音の正体は、ロックルーという拳が岩のカンガルーのようなモンスターであった。

シャドウボクシングをしていた音が鳴っていたようである。


「ガント! 俺が出る!」


フーマは前に出ると


「フッ」


上段突きを放つ


シュッ シュッ


躱して岩の拳て攻撃してくる


「フッ ハッ」


フーマも負けじと躱し、蹴りを放つ。


すると、同じタイミングで


ダンッ


ロックルーは跳躍すると両足で蹴りを放ってきた。


ズドンッ


「くはっ」


ズザァァァァァァ


蹴り飛ばされるフーマ。


「大丈夫か!? 一人は無理なんじゃないか!?」


ガントが焦って声を掛ける。


「大丈夫だ。なんかコイツには負けられない」


「ちょっと! 何わけわかんないこと言ってんの!?」


「フーマは、格闘家として負けられないらしい!」


モーニが抗議の声を上げるが、ガントは気持ちをわかっているようだ。


話している間にも攻防は続いていた。


シュッ シュッ


ヒットアンドアウェイで攻撃してくるロックルーにフーマは苦戦していた。


(大きい攻撃しようとするとカウンターくらうし、素早いからなかなか攻撃があたらないんだよなぁ。こっちもカウンター狙うしかないか)


タイミングを見計らうフーマ。


シュッ シュッ

  シュッ  シュッ


(ここだ!)


「セェイッ!」


カウンターで鋭い前蹴りを顎目掛けて放つ。


バキィィ


ふらつくロックルー。


ダァン


ロックルーの頭上へ跳躍する。


「ダウンバースト」


急速に落ちながら拳を引き絞る。


「はぁぁ! 風衝!」


ドバァァァァァァァン


地面に叩きつけられるロックルー。


光の粒子へ変わっていった。


「フーマ! やったな!」


「おう!」


ゴツン


拳を合わせる二人。


「やったな! じゃない! なんで一人で倒そうとするわけ! みんなでやればもう少し余裕出来たでしょ!」


腕を組みながら怒るモーニ。


「どうしても一人で勝ちたかったんだ」


「なんでよ!?」


「みんなを守るためだ。おれが倒せないと守れない。あの程度一人で倒せないと、この先勝っていけない!」


パァン


モーニが平手打ちをする。これは、本格的に怒らせたようだ。


「私達はお荷物なわけ!? みんなで戦ってるんじゃないの!? フーマが一人で戦ってるの!?」


「い、いや、そんなことはないけど。みんなは俺が守らないとと思って・・・」


「思い上がらないで! 私達はパーティなのよ。私達は至高の四人なんでしょ? だったら、一人で抱え込まないで! みんなでやればいいじゃない!」


「そうだな。みんなごめん! 一人で突っ走ってた! イベントでも勝てて調子に乗ってた」


頭を下げるフーマ。


「わかればいいのよ。今後は気を付けなさい!」


胸を張って言うモーニに困ったように笑うフーマ


「わかったよ」


「さぁ、じゃあ進むわよ!」


先頭をモーニが歩く


それに続く三人なのであった。

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