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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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地方大会本戦3

決勝戦が終わった後は、表彰式があり、疾風が真ん中へ行き賞状を貰う。


「優勝おめでとう」


「ありがとうございます」


礼をする疾風。


表彰式が終わり、解散となる。会場の出口へ向かうと、見慣れた人達が待っていた。


「「「優勝おめでとう!!」」」


悠人、朝陽、結陽が揃って祝福してくれる。


「みんな、ありがとう」


笑顔で答える疾風。


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。良かったのぉ。まぁ、圧勝だったのぉ。予選より更に精錬された技術。全国でも通用するであろう」


「はい! 精進します。十蔵さん、十色さん、本日は、応援に来て頂き、ありがとうございました」


「あぁ! 近かったしな! 疾風の試合を見て私も良い刺激になった!」


一緒に出口へ向かう。


十蔵さんと十色さんは迎えが来ていた。


「お主達も乗っていくかの?」


「いえ、皆で話しながら帰ります」


疾風が答えると


「そうか。そうか。若いってのはいいのぉ。ではのぉ」


手を振りながら車へ乗り込む。


ウィーーーン


窓が開き


「そうじゃ、疾風。落ち着いたら、ワシの所へ来て欲しいのじゃ。武十館に入る手続きをするのじゃ」


「はい! よろしくお願いします!」


「うむ。ではのぉ」


ブォォォーーーーーン


去っていく車を見送り。


「じゃあ、帰ろうか」


疾風が言うと歩き始める


「いやー! ホント、お前が優勝できるなんてすげぇよ! しかも、圧勝!」


「なんとか勝てたけど、全国では分からないからなぁ」


「ねぇ、全国では今日みたいな狡いようなことする選手もいるわけ?」


朝陽が詰め寄ってくるが、頭をかきながら答える疾風


「いやー。全国行ったこと無いからわかんないんだよねぇ」


「ふぅーん。全国大会は首都圏でやるの?」


「そうだな。無理して応援に来なくても大丈夫だからな」


「なによ! 応援に来て欲しくないわけ!?」


「いや、来てくれるなら心強いけど」


「それなら、皆で行くわよ!」


「ありがとな、朝陽」


笑顔で言う悠人に少し顔を赤らめる朝陽。


「べ、別に! ただ、誰もいないと心細いだろうから! ただ、それだけよ!」


「はははっ! 素直になれよ朝陽! 今日だって決勝戦なんて、相手に怒って凄かったんだから! 全国大会でも、戦ってる疾風を観たいんだよな!?」


ゴンッ


「いでぇ」


頭を抑える悠人。拳を頭に振り下ろした状態で


「余計なこといわないでよ! 熱中して応援してただけよ!」


「悠人。一言。余計。」


「はははっ。ありがとな! みんな!」


和やかに帰る一同であった。


この先、疾風はまた成長し、どこまで強くなるのだろうか。

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