フィフテア前のエリアボス
「この辺がエリアボスだと思うんだが」
遠くに街が見える。
「なんにもいないな! 進めたりするんじゃないか!?」
進もうとするガント
すると
ゴゴゴゴゴゴゴ
「みんな構えろ! 下からだ!」
ドバァァァァァァァン
現れたのは
巨大な赤いサソリだった。
「挑発!!」
シッポの一撃が来る
ガァァァン
「くぅ!」
「ホーリーレイ」
「ダークレイ」
「エクスプロージョン」
効いてくれればいいんだが
ドドドォォォォォォォンッ
無傷の姿があった。
「効かないか。イブ! ブラックホールいけるか!?」
「やってみる。」
「ガント、ひけ!」
ダンッ
ガントが下がる
「ブラックホール」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ズザァァァァァァァ
砂の中へ逃げてしまった。
何処から来る!?
周りを見るが分からない
ゴゴゴゴゴゴゴ
イブのいる所の砂が僅かに舞っている
「イブ! 避けろ!」
「っ!」
咄嗟のことで動けない
ドパァァァァァンッ
打ち上げられるイブ
「きゃーーー」
「「「イブ!」」」
ズサァァァ
砂漠に打ち付けられる
「回復を頼む!」
フーマが支持する
「ヒーリング!」
HPが半分までは回復した
「挑発!! おれがまた引きつける!」
ガントが前に出る
ダンッ
フーマも飛び込む
「身体強化! 身体加速!」
シッポが襲う
ズガァァァンッ
なんとか避ける
「ドリルサイクロン!」
シッポの付け根を狙う。
ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ
「くぅ! 硬い!」
後ろからシッポの針が迫る
「フーマ! 後ろ!」
はっ!
ダンッ
後ろに下がる
「クソ~、傷一つつかない……」
できることはやってみよう
グローブを篭手に変更する
ブォォォォォ
ダンッ
サソリの懐に飛び込む
上から叩きつける!
ダンッ
ジャンプして腕を引き絞る
「風衝!」
キィーーーーーーーーーン
風が圧縮される。
拳を繰り出す!
ドバァァァァァァァンンッ
「マジか……」
「無傷かよ……」
ダンッ
一旦後ろに下がる
「フーマ! どうだ?」
「ダメだ。ダメージが入らない」
「あれでダメージ入らないの?」
「策は?」
「爆発力のある魔法をちょっと閃いた。試すからフォローよろしく」
フーマが言うと
3人もそれぞれ動き出す
「プロテクション!」
フーマの体が青く光る
「モーニありがとう。防御魔法か?」
「そうよ! 一撃くらいは耐えれるはずよ!」
「よし。行ってくる」
ダンッ
爪が迫るが
ザッ
ズガァァァァァン
避けて走る
タンッ タンッ
サソリを登って跳ぶ
下に拳を向ける
魔法のイメージを固める
風衝の衝撃をレーザーみたいに発射したい。
イメージは確かだ。できるはず。
「ふぅ。」
集中力を高める
「風砲」
ドォォォォォーーーーーーーーーーー
ズンッッ
光の粒子が溢れる
胴体に風穴が空いていた。
そこから、光の粒子が出ている。
しばらくすると全ての体が光の粒子に変わっていった。
「ふぅぅぅ。なんとかなった」
「やったな! フーマ!」
「音は地味だったけど、それだけ衝撃が集中してたって事よね。じゃないと一撃でなんて無理だろうし」
「一撃。すご。」
3人に称えられるが
「当たり所が良かったんだよ。さぁ、フィフテアに行こう」
4人は町へ向かうのだった。




