フィフテアへ1
「いやー、フォーテアもだいぶ満喫したよなぁ!」
「そうねぇ。楽しかったわねぇ」
「うん。楽しかった。」
ガントが言うとモーニもイブも賛同する。
「そこで、そろそろまた別の町に行かないか?」
「そうねぇ。第1の町は次で最後ね」
モーニが言うと、フーマが疑問を口にする。
「ん? 第1の町? 第2の町もあるのか?」
「当然でしょ! この世界はそんなに狭くないわよ! ただ、今の所は第2の町が最前線になっていて、それ以降の町があるのかどうかは、まだ謎よ」
「そうなのかぁ。第2の町も綺麗な町なんだろうなぁ」
「聞いたところによると、第2の町から別の種族がでてくるらしいわ」
「別の種族? 獣人とかってことか?」
「そっ。あとはエルフとかドワーフとかかしら。それぞれ特色があるから、仲良くなって損は無いわね」
「人間以外の種族はなんか会ってみたいなぁ」
モーニとフーマが話していると
「じゃあ、目的地はフィフテアでいいか!?」
ガントが聞くと
「「「賛成」」」
「じゃあ、行くぞ!」
ガントを先頭にフィフテアに向かう。
次はどんな敵が出てくるのか。
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――
南のエリアに入った。
「あ゛づい゛ーーー!」
「たしかに暑いな」
「これは予想してなかった」
「準備。不足。」
4人は絶望していた。
視界が全て砂漠なのである。
「これ、1回戻って調べて対策しないとやばくないか? みんな倒れるぞ」
「そうね! 1回戻りましょう!」
4人は1回1番近いファステアに戻った。
――――――
――――
――
ファステアに着いた4人は疲れ果てていた。
「あぁ。この温度がいい。」
「暑かったな! なんか進むためにないか冒険者ギルドとかで聞いてこよう!」
ギルドに向かう。
バタンッ
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご要件でしょうか?」
「すまないが、フィフテアに行く道中が暑すぎてな、何か対策がないかと思って聞きに来たんだが」
「対策なら皆さんクーラーローブを来たり、クールドリンクを飲んだりして対策してるみたいですよ?」
「そうなのか、知らなかったよ。ありがとう。ちなみにクーラーローブは何処で帰るかな?」
「クーラーローブは装備屋で買えるみたいですよ?ただ、冷やしてくれる魔法が付与されているローブなので高価みたいですよ」
「わかった。どうもありがとう」
みんなの元へ戻ると
「クーラーローブという装備を使用するか、クールドリンクを飲んで凌ぐのが普通らしい」
「そうか! じゃあ、ムラマサさんのとこに行ってみるか!」
「あぁ。そうだな」
装備屋へ向かう4人。
バタンッ
「こんちわー!」
「あははっ。ガントくんは元気だねぇ。今日は揃って何か作らせてもらえるのかな?」
「それが、フィフテアに行こうと思ったんですけど……」
「あー。わかった! クーラーローブだね! 4人はお得意様だからね。 安くしとくよ」
いい笑顔で答えるムラマサであった。その後伝えられた値段でみんなはギリギリ払える値段だったため払ったが、金欠になるのであった。
「クーラーローブ高い……」
愕然とするフーマ
「フィフテアに行けば、何かきっと楽しいことがあると信じて進もう!」
励ますガント。
フーマ達はフィフテアへ進む。




