地方大会予選4
先程、投稿していたのが間違えていて、面白くなかったかも知れません。
すみませんでした。
次話投稿しますので、お楽しみください!
「判定!」
バッ!
青
バッ
赤
バッ
赤
「「「勝ったぁ!」」」
勝鬨が聞こえた
周りを見る
赤が2本あがっている。
勝てたのか……
よかった。本当によかった。
ふと悠人を見ると
また泣きながら何かを叫んでいる
視界がボヤける
あぁ。
これまでの葛藤が報われたんだ。
そう思うと
涙が込み上げる
「赤の勝ち!」
「お互いに礼!」
礼をして
待機場所へ戻る途中
「疾風! よかったな!……グスッ…………お前なら……勝てると思ってたぞ!…………グスッ」
泣きながら悠人が言ってくれた
「良かったわね!……グスッ…………おめでとう…………グスッ」
「おめでと。疾風は。強い。」
朝陽と結陽も称えてくれる。
「みんな! ありがとな!」
感謝を声に出すと涙が溢れてきた。
おれは、支えてきてくれた3人に恩返し出来ただろうか。
こんな俺を悠人は許してくれて、応援してくれて、勝ったことをこんなに喜んでくれている。
誇らしい気持ちで待機所で待ち
「これから、表彰式を始めます!」
表彰式が始まった。
「第三位 ・・・・・」
――――――
――――
――
「優勝は、風間 疾風選手!」
前に行き
賞状を受け取る
「ありがとうございます!」
礼をすると戻る。
「以上を持ちまして、表彰式を閉会致します」
解散になり
身支度を整えていると
「おめでとう!」
「いきなり優勝なんてすごいな!」
口々に声を掛けてくれる
こんなにも俺を称えてくれる人がいるなんて
「疾風君」
声をかけて来たのは最後の決勝の相手だった。
緊張する疾風。
スッ
手を出してくる
「いい試合だった。来年は負けないよ!」
スッ
ギュッ
握手を固く交わす
「俺は、全国も取るよ」
疾風が言うと
「あぁ。そうでなくちゃ困るよ。僕に勝ったんだからね」
そう言うと離れていった
出口へ向かうと
そこには三人が待っていた
目を赤くした悠人と朝陽、隣には結陽がいた。
「勝ったぞ」
疾風が声をかけると
ガシッ
肩を組まれ
「お前はいつか勝てると! 絶対勝てると思ってたぞ!」
バシッ
胸を叩かれる
「やるじゃない! 地方大会も応援に行くわよ! 私の応援が効いたのね!」
腕を組まれる疾風
「私も。応援に。行く。」
そう言いながら悠人の腕を組む結陽。
「ははっ! 応援に本当に助けられたよ! また、応援してくれよ!」
みんなと一緒に帰る。
道中試合の話ばかりしながら帰路に着く。
「「「「またね!」」」」
みんな家が近いので、いつもの場所で別れる。
家に帰ると
ガチャ
「ただいまぁ」
「「おかえりー!」」
「どうだった? 大会は?」
「大会は、勝てたの?」
心配するように言う両親に
「優勝したよ」
「凄いじゃないか! こりゃめでたいな!」
「凄いじゃない! 今日はお祝いよ!」
両親が喜びながら祝杯を挙げる
今度は地方大会が待っている。
今度も、勝つことを誓う、疾風であった。




