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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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資金稼ぎ3

「それでは、決勝戦を始めます!」


目の前を見るとフーマの前には明らかに武術士の格好をした相手がいた。


格闘系が相手だとやりやすい気がするけど、どうだろうなぁ。


「行きますよ! それでは、始め!」


相手が急に迫ってくる上段蹴り、手刀など、積極的に攻撃してくる。


躱したり、防御したりしながら攻撃をいなすが、躱しきれなくなってくる。


ダンッ


距離をとり、一回落ち着く。


「身体強化、身体加速、風神」


ブゥォォォォォォ


「行くぞ!」


相手に肉薄するフーマ。


しかし、同じようにいなされ、防御される。


この速さで対応されるのか!? これは、ちょぅとマズイな。


じゃあ、これだ!


「衝拳」


スッ


くらったらダメージを受けることが分かったんだろう。避けられる。


「ウラァ!!」


飛び膝蹴りを放つが


クルッ


回転して避けられる。


クソッ!


ことごとく避けられる。このままじゃ、当たんねぇぞ。


考え事をしていると相手が肉薄してきた。


ガッ


上段蹴りを受け止める。


すると、空いた胴体に掌底を受ける。


ズドンッ


「うっ!!」


体が中に浮く。


バシッ


相手の体を蹴って距離をとる。


焦るな。よく見て良く感じるんだ。


スーッ


音がなくなり景色がゆっくりになる


集中するんだ。気配を感じるんだ。


相手がゆっくり肉薄してくる。


サッ


横に避ける


ズガァンッ


相手がステージを殴りつける


スッ


ズンッ


相手が踏み込むが、後ろへ下がる


わかるぞ。避けられる。


サッ


スッ


サッ


スッ


スッ


避けながらタイミングを見計らう。


装備を換装する。


チケットでドロップした篭手に切り替える。


ブォォォォォーーーーッ


新たな魔法を作る。


風拳(ふうけん)


暴風を拳に圧縮しながら待つ


キーーーーーーーーーーーーンッ


風を圧縮していき


澄んだ音になる


スローで相手が見える


右のストレートが来るが


避ける


今だ!


「ハァァ!!」


渾身の中段突きを胸部に放つ。


ドパァンッ


相手が吹っ飛ぶ。


スザァァァァァ


踏ん張りながら滑る相手。


まだ、耐えている。後ろに飛んで衝撃を逃がしたようだ。


再び肉薄してくる。


蹴りを避け、拳を避ける、蹴りを放つ、一進一退の攻防が繰り広げられる。


何十分戦っていたのだろうか、体力、精神力共に削られ、厳しい状況になる


ここからが、鍛錬の成果が出るのである。


集中力を極限に高める。


下段蹴りを放つ。


ズバァァァンッ


相手が尻餅をつく。


今だ!


「衝拳」


相手ごとステージに叩きつける。


ズガァァァァァァァァァン


相手を中心にクモの巣上にステージが割れる。


「試合終了!」


「優勝者はフーマ選手!」



ワァァァアァァァアァァァ


控え室へと戻る。


みんながやって来てくれた。


「フーマ!流石だな!」


「やるじゃない!」


「フーマ。様様。」


三者三様の褒め言葉に


「みんな、ありがとう!」


にこやかに返事をする。


これで、クランホームを得るための資金が集まった。


フーマ達はどのような、クランホームを作るのであろうか。

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