クランホーム
クラン結成した次の日
「クラン結成したし、クランホーム作ろうぜ!」
ガントが切り出した。
「クランホームってどうやって作るんだ? 武十館のを見ると、別空間にできる感じだったよな?」
フーマが聞くと
「昨日調べたんだけど、商売とかするクランは街の中に作ることもできるらしいわ。私達は街の中じゃなくても良いわよねぇ。」
モー二が答えてくれた。
「ふーん。クランメニューからできるんだろ?」
「そうねぇ。結構高いわよ? 10万マーニからあるみたいだけど、色々あって……。」
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クランハウス
平屋タイプ(2LDK) 定員2名 10万マーニ
和風 洋風 北欧風 現地風
平屋タイプ(4LDK) 定員4名 50万マーニ
和風 洋風 北欧風 現地風
2階建てタイプ(4LDK) 定員4名 60万マーニ
和風 洋風 北欧風 現地風
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「いっぱいあるなぁ。なんか希望ある?」
フーマが聞くと3人が口々に答える。
「おれは庭付きがいいな! おれん家、庭ないからさ!」
「私は自分の部屋があればいいわ」
「私。自分の。部屋。」
「うーん。おれは平屋に憧れるから平屋かなぁ」
フーマも要望を言うと物件を探す。
「平屋の庭付きだと、ジャスト100万マーニだなぁ」
「100万か! おれ、10万位しかないや!」
ガントが言うと
「私もそのくらいしかないわね」
「私も。」
モーニとイブも同じくらいだと宣言する。
「おれも同じくらいだから、まずは、資金集めだなぁ。」
「よっしゃぁ! じゃあ、資金集めしよう!」
ガントが勢いよく言う。
「でも、資金集めだと何するのが効率がいいのかしらね?」
モー二が言うと
「冒険者ギルド行って聞いてみようぜ!」
と、ガントが答えた。
ガントを先頭に冒険者ギルドへ向かう。
中へ入っていく。
「すみませーん!」
受付嬢に話しかける
「いらっしゃいませ! どの様なご要件でしょうか?」
「クランホームが欲しくて、その為にいい資金の集め方を聞きたくて来たんですけど!」
ガントが聞くと
「んー。そうですねぇ。レア鉱石見つけて売るっていう方法もありますしぃ。あっ!この世界らしい資金稼ぎがありますよぉ!」
受付嬢が言うと身を乗り出してガントが興奮している
「おう! なになに!」
受付嬢が人差し指を立てながら答える
「それは、闘技場で一番になる事です! 一番になれば、1000万マーニがゲットできますよ!」
「おぉ! それはいいな!」
ガントが喜んでいるが
「それは、どれくらいの強さなんですかぁ?」
フーマが聞いてみる
「えーっと、出てくる相手は現地人で、まだ上位ランクに入っている人しかクリア出来てません。」
「何回でも挑戦出来るんですか?」
「はい! 優勝するまでは何回でも挑戦可能です! 一回優勝すると、挑戦券は無くなります。」
「なるほど。ありがとうございました。」
お礼を言うとみんなで話し合う。
「どうする? 闘技場挑戦して見てもいいかなぁとは思うけど」
フーマが言うと
「そうだな! フーマが出れば勝てるだろ!」
ガントが持ち上げて言う
「まぁ、やってみるよ。」
「「頑張って」」
モー二とイブも応援してくれる。
早速、闘技場へ向かうのだった。




