表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/100

初めてのVR

「うわっ!すごい……現実みたいだぁ」


これが、フルダイブ型のVRかぁ。異世界に来たみたいだなぁ。

あっ。噴水があるなぁ。


「あっっと、すみません」


あ然として周りを見ていたから、歩いていた人にぶつかりそうになっちゃったよ。


「噴水の前って言ってたよなぁ」


いろんなプレイヤーが噴水の前で待ち合わせをしているなぁ。悠人はどこかなぁ。


「おーぃ!! こっちこっち!!」


なんか呼ばれてるなぁ。あれが悠人か?


駆け寄ると他にも女性プレイヤーが2人いた。


「え~と、悠人で合ってる?」


「合ってる! こっちではガントだけどな! リアルネームを呼ぶのは一応マナー違反だから、こっちはガントって呼んでくれ!」


ガントを見ると赤い髪で赤い目、騎士っぽい格好で、盾と剣を持っている。ガントは騎士にしたんだなぁ。意外だったなぁ。


ガントはさて置き、女性プレイヤーに視線を向ける。どっかで会ったことあるような……。


「なぁ、ガント。この人達は知り合いか?」


「ちょっと! 私達がわかんない訳? そりゃ少しは顔変えてるけどわかるでしょー!」


この態度を見る限り……。


「あっ、もしかして朝陽?」


「ようやくわかったの? 遅いのよ!」


金髪のボブで、目も黄色になっている。白い神官服のようなものを着ている。

不機嫌丸出しで腕を組みながらプンプンしている。


神官様がそんなに不機嫌そうにしてていいもんなのかねぇ。声に出したら絶対怒りを買いそうなことを思っていると


「ワタシも。一緒。」


「おう。結陽も一緒か。」


「こっちでは。イブ。そうよんで。」


視線を向けると、暗い紫の色の髪でローブを着て杖を持っていた。


あっ、そっか。プレイヤーネームあるんだもんなぁ。ふと、朝陽の頭上も見ると


「朝陽は、モー二って名前にしたんだな。」


「ちょっと安易な気はするけど、面倒臭いし、イブと一緒に決めたのよ。……そういうアンタもフーマって……読み方変えただけじゃない!」


ふーん。名前なんて結構みんな安易なの付けてんだなぁ。


「まっ、揃ったことだし……狩りにでも行くか!! あっ、その前にフレンド登録しておこうぜ!」


――――――――――――――――――

ガントからフレンド申請が来ています。

――――――――――――――――――


承諾をポチッと


「よし! 気を取り直してひと狩りいこうぜ!」


「ちょっとー、フーマは今始めたばっかりなんだから、回復薬買っておいた方がいいんじゃないの?」


「ヴッ。そうだな! 回復薬買ってから行くか!」


道具屋に向かって歩いている途中、疑問が湧いた。


俺だけ初期装備なんだけど、どうしたらいいのかなぁ。これは。


「俺は、装備このままでいいの?」


「あぁ、まだこのファステナ周辺なら初期装備のままの方が良いんだよ! 攻撃力はイマイチだけど、壊れたりしないからな!」


なるほど。初期装備は耐久値が減らないのか。知らないことも沢山あるけど、街並みも綺麗だし楽しいなぁ。

これは、いい気分転換になるかもなぁ。


こうしてフーマ達の戦闘記が紡がれていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ