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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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夏のイベント5

ズガァァンッ!!




目を開けると




そこには




見た事のある




背中だった




「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。情けないのぉ。こんな鬼におくれをとるとはのぉ。」


「トクラさん。遅いですよぉ。」


力が抜けるフーマ。


『ガァァァァァ!!』


吹き飛ばされていた鬼は怒りの声をあげて迫ってきた。


金棒を振り下ろす。


スルッ


ガァァァンッ


トクラが受け流し、地面に金棒があたる。


「ワシの弟子の分じゃ、受け取れい。」


「震拳」


ドスッッ


ズバァァァァン


内側から破壊された鬼はピクピクしている。


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。本当に硬いのぉ。これでHPがまだ半分もあるんじゃのぉ。」


鬼が攻めてくる。


「ほっ。ほっ。ほっ。」


鬼からの攻撃を受け流したり、避けたりしながら、鬼の周りを舞っているトクラ。


「フーマよ。見ておれ。一気に片付けるぞい。」


ふぅ。


トクラが集中しだす。





空気が静まり返る





おもむろにトクラが言葉を紡ぐ





「武神」





ズワァァァァァ






トクラの周りに無数の魔力が集まる





フーマは気配を感じで驚愕した。






トクラを包み込んだ魔力が体を一回り大きくするように形成される







一瞬、鬼に肉薄する







トクラの腕がブレて見えなくなる






「千拳」







ズッガガガガガガガガガガガ・・・・・・・・・






音がやむ前に鬼が光の粒子に変わる






「ふぅ。終わったのぉ。」


「ありがとうございました。助かりました」


頭を下げるフーマにトクラが答える


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。精進するのじゃぞ。」


「はい。」


話をしていると


――――――――――――――――――――――

午後の部はこれで終了です。

時間の残りはありますが、唯一のレアボスが倒されたため、終了とさせて頂きます。

1時間後に集計結果からランキングを発表します。

――――――――――――――――――――――


「終わりましたね」


フーマが呟くと


「では、ワシは行くからのぉ。またランキングが発表される時にでものぉ」


「はい」


去って行くトクラ。


「フーマ大丈夫か!?」


ガントが声を掛けてきた。


「あぁ。大丈夫だ。トクラさんに助けられたよ」


「そうだな! 凄まじかったな! 最後の攻撃!」


最後に繰り出した攻撃を思い浮かべながら苦笑する。


「あれは、真似できないなぁ。」


「フーマはフーマだから、いいんだって!」


励まされるフーマ。


「危なかったわね。あの人来るの遅いのよ!」


「遅い。苦情。」


モー二とイブが文句を言っている。


「まぁ、来てくれなかったら危なかったから。感謝しないとなぁ。」


フーマ達は雑談しながらランキング発表を待つのであった。

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