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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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夏のイベント3

「ウガァァァァァァァーーー!!」


暴れ続けるサイクロプスにプレイヤー達は成すすべがない。


「これどうすんだ?」


「近づけねぇ」


「誰か何とか出来るか?」


「空飛べればなぁ」


プレイヤーが騒然としている。


どうするかなぁ。近づけないと攻撃できないぞ。


「魔法でHP削ろう!」


とあるプレイヤーから提案があった。


「それしかないよな!」


周りの遠距離魔法が使える人で攻撃するが、少しずつしかHPが減らない。


「ラチがあかない! 午前の部が終わっちまうぞ!」


そう、このイベントは午前の部、午後の部で時間制限月なのだ。午前の部の敵は午後の部まで持ち越し出来ないのだ。


「あと、五分しかないぞ!」


そのプレイヤーが叫んだことで気づいた。


時間が無い!


何か方法はないか。


考えろ。


何かあるはずだ。


頭を回転させる。








ん?






さっき何か言ってたよな?




〈 「空飛べればなぁ」〉




ふと、周りのプレイヤーの話が蘇る。


それだ!!


「ガント! こっち来てくれ!」


ガントを急いで呼ぶ。


「どうした!」


「試したいことがある。」


フーマが説明すると


「よし! それしかない! フーマにかかってるぞ! 頼むぞ!」


フーマは気合いを入れてスキルをかけ直す。


「身体強化! 身体加速!」


今回は最後に大きい技を放つため風神は封印だ。


「ガント行くぞ!」


「よし! こい!」


離れたところから一直線にガントに迫る。


ガントに向ってフーマが飛ぶ


ガントが盾を構えた


「シールドバッシュ」


ガァァンッ


フーマの足を押し上げる


サイクロプスの目の前へ飛んだ


よし! 成功した! 最後の詰めだ!


ここでまた、新たに魔法を形成する


「風撃!!」



風の塊が拳を包み込む



弓を引くように、拳を引く



ギリギリッ



体が軋む



「フッ!!」



拳をサイクロプスの目に叩きつける!











ズガァァァァァァァァァァァァァァンッ!!










「グァァァァァァァ」










サイクロプスが




崩れ落ちる




ズシィィィィィン




「倒した……のか?」


キラキラキラキラ


目から光の粒子と変わっていく






『ワァァァァァァァァーーーーーーーーー!!』






歓声が鳴り響く


するとアナウンスがあった。


――――――――――――――――――

北門のレアボスが討伐されました。

討伐貢献順にポイントが加算されます。

――――――――――――――――――


「やった。レアボス、倒せたんだ。」


「やったな!フーマ!」


ガントがコチラに拳を突き出す。


ゴツンッ


拳を合わせる。


「やったわね!」


「やった。」


モー二もイブも二人で手を合わせながら飛び跳ねて喜んでいる。



――――――――――――――――――――

午前の部はこれで終了です。

お疲れ様でした。

1時間の休憩の後、午後の部となります。

――――――――――――――――――――


アナウンスがあり、午前の部が終わる。




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