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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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十蔵の指導 現実編1

ゲームでの指導が一段落した頃、トクラから連絡が来た。現実での指導を行いたいとの事だった。願ってもないことなので、是非お願いしたいと返答すると、住所を聞かれ、迎えに来てくれるということだった。


毎日の日課を終わらせ、朝食をとる。


「疾風、今日は出掛けるんだっけ?」


一緒に朝食を取っていた父に聞かれる。


「うん。知り合いに空手の指導を受けるんだ。」


「えっ!? そうなのか!? その、お金とかは発生しないのか? 大丈夫なのか!?」


「ちょっ、ちょっと、父さん落ち着いて! 大丈夫だから! ご行為でしてくれるから、お金は発生しないよ」


安堵したように背をもたれる父。


「それなら、いいが。ご迷惑をかけないようにな。」


「うん。迎えに来てくれるんだ。」


「送迎付きなの!? 凄いVIP待遇じゃないか!」


嬉しそうに話す父。疾風が空手で悩んでいるのを知っているため、どうにかしたいとは思っていたが、どうすれば良いのかわからず、父も悩んでいたのだ。


「じゃあ、準備して行ってくるね!」


「おぅ。行ってらっしゃい。」


外に出ると丁度迎えが来たところだった。


なんだ?こんな車乗ったことない。


お迎えの車はリムジンだったのだ。


車から執事のような人が降りてきて挨拶をする。


「風間 疾風様で御座いますね?お迎えに上がりました。」


「す、すみません! よろしくお願いします!」


後ろの開けてくれているドアから乗り込む。ドアを閉めると執事さんは車を運転しだした。


実は疾風はどこに向かっているかは分かっていないのである。


30分ほど走ると遠くに膨大な敷地の屋敷が見えてきた。


えっ!?……………………えっ!?………………

待って、この屋敷なの?ヤバいじゃん!すげぇとこ来ちゃったよ!


思った通りの屋敷に入っていく車。


玄関の前で止まると、ドアが開かれる。


「お疲れ様で御座いました。ご到着で御座います。」


車から降りると使用人の人達がみんなこっちを向いてお辞儀をして挨拶をする


「疾風様いらっしゃいませ。」


使用人の、1人が前に出てくる。


「旦那様の所まで、ご案内します。さぁ、どうぞ」


奥へ奥へ行く。


ん?これどこまで行くんだ?


ひたすら奥に行くと外に出た。その目の前には、歴史を感じさせる道場が佇んでいた。


そこには、ゲームとほぼ変わらない十蔵と、ボーイッシュな女性が座っていた。


「うむ。来たようじゃのう。まず、着替えてきなさい。あそこに更衣室があるからの。」


「はい!」


緊張しながら更衣室で道着に着替える。


道場に出ると


「こっちへきてもらえるかの?」


2人の前へ案内される。


「今日は来てくれてありがとうのぉ。楽しみにしておったよ。」


「こちらこそ、ご招待頂きありがとうございます。」


「いやいや、あっ、こっちのが孫の十色(といろ)じゃ。現実で会うのは初めてじゃな。」


十色に頭を下げて挨拶をする


「そうですね。十色さんよろしくお願いします。」


「あぁ!こちらでもよろしくな!」


ゲームと変わらない笑顔で笑う十色。


では、早速手合わせしてみようかの。


疾風へ指導が、始まる。


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