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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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トクラの指導 ゲーム編3

「今日は、ワシと闘ってもらうのじゃ」


「「えっ!?」」


またまた武十館のクランハウスにて指導してもらいに来ていた。そしていきなり言われた言葉に衝撃を受けた。


勝てるわけない。


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。勝てないと、そう思ったかのぉ?」





ゾワァァァァ




2人を悪寒が包み込む




「勝てるわけがなかろう。舐めるでないぞ」




ガタガタガタガタッ


体が震える2人を見ているトクラの顔にはいつもの優しさがなく。真剣な表情で見つめている。


「今日は、威圧感に慣れてもらうでの」


「「は、は、はぃ」」


「この位で脅えていては、レアボスには到底通用せんぞ。 2人係でワシを倒す気でくるのじゃ」


――――――――――――――――――――

トクラから決闘申請が来ています。

       承認する/拒否する

――――――――――――――――――――


震える手で承認を押す。


こんな所でへばってられないんだよぉ。もうこれ以上みんなに、迷惑をかける訳にはいかないんだ!!


「ウォォォォォォォォォ!!」


トクラに迫っていくフーマ。


勢いに任せて中段突きを放つ。


「ふむ。正直じゃのぉ。」


払われて体を当てられる


ドンッ


「うっ!」


ズシャァァ!!


吹き飛ばされたフーマ。


「この世界での決闘は、スポーツでは無いのじゃよ ?」


「クソッ!」


立ち上がるフーマであったが


「ウリァァァァーーーー!!」


ガントが盾を持って突進する


ガツンッ!!


何と、突進したガントの方が浮いていた。いや、浮かされていた。


足を掴まれ地面に叩きつけられる


ズガァァァァン!!


「くっ!」


「こんなもんかの?」


「まだまだだ! 風神!!」


前回編み出した魔法を使って攻める。


ドンッ ドンッ ドンッ


一歩一歩が強く、そして速い


遠目に見ていたトクラが一瞬で目の前にいる。


「エイャァ!!」


勢いのまま右回し蹴りを首筋に放つ。


トクラは流石に左手を上げてガードする。


ドスンッ


スザザザザァァァ


余りの威力に地面を滑るトクラ


ドンッ


フーマが上にジャンプする。落下スピードも合わせて下段突きを放つ。


トクラに迫り、射程距離に入った瞬間


「ウラァァ!!」


カカト落としを放つ


ズンッ


なんと


トクラは両手をクロスさせて耐えた。


今度は足を掴み、グルグルグルグル回されながら遠くに飛ばされる


ドガァァン


クランハウスの塀にぶつかり、塀を破壊した。


「うぅっ」


「HPはまだ残っておるのぉ?」


「エクスプロージョン!!」


遠くから魔法を放つ


「むっ!?」


ズガァァァァァーーーンッ


「やったか?」


それはよくあるフラグっぽいなぁ。


霧が晴れてくる。


トクラは無傷で立っていた。


「なんでだよ!? 絶対一撃食らわせたと思ったのに。」


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。企業秘密じゃて。」


2人で並んで向かい合う。


「一気に行って、やってみよう」


「「ウォォォォ」」


2人で迫る。


「こういうこともできるのじゃ」


中段突きの構えをして手に魔力を纏わせて


「フンッッ!」


魔力を放射状に打ち出した。


フーマは魔力が来るのはわかったが、面の攻撃には対応出来なかった。


ズガンッ!!


吹き飛ばされる二人


ズサッ………………ズザッ…………ズザァァァァー


回転しながらしばらく吹き飛ばされる


そして二人のHPが無くなる。


――――――――――――――――――

トクラ  Win!!

――――――――――――――――――


「ふむ。だいぶ良くなったのぉ。ワシに魔法を使わせたのじゃ。合格かのぉ。」


ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。っと笑いながら満足そうにクランハウスへ入っていった。


フーマ達はこの指導を受けどれだけ強くなったのだろうか。

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