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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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トクラの指導 ゲーム編2

後日、また武十館のクランホームでの指導をしてもらいに来ていた。


「今日はのぉ、魔法の使い方を教えようと思うのじゃ。このゲームではイメージが明確で、世界に認められればどんな魔法でも使うことができるのじゃ。まぁ、魔力量にも左右されるんだがの。」


うんうん。と頷きながら2人は話に聞き入っている。


「だが、イメージが固まっていても、世界に認められず、失敗する場合があるのじゃ。」


手を挙げるフーマ。


「俺は、前に試した魔法があるんですけど、イメージは完璧!って位だったのに、心配したんです」


「ふむ。いい例じゃから何をしようとしたのか聞こうかのぉ」


「まず、ガチっとした鎧をイメージしたんです。それを風魔法で実現しようとしたら、失敗しました」


うんうん。とトクラが頷きながら答えてくれた。


「それはのぉ。風とは本来は気温差で起こるものじゃが、大気が動いて出来るものじゃろう? それを止めて維持しようとするのは世界の理として、無理なのじゃよ」


頷きながら感心するフーマ。


「なるほど、納得しました。そういう事だったんですね。そういう理は破れないようになっているんですね。」


「そうじゃ。それが分かった上で風を入道させながら形成する鎧をイメージしたら、出来るのではないか?」


はっ!とした顔でフーマが立ち上がる。


できるぞ!確かにできる気がする!凄い!


フーマが興奮して


「トクラさん!やってみていいですか!?」


「よいがの。少し離れてくれんか?わしが思うに、かなりの衝撃が来ると思うでの。」


「わかりました!」


返事をすると駆け出していくフーマ。


目を瞑りイメージを明確にいていく。大気の動きで形成する鎧。各部位で小さな竜巻を発生させれば行けると思うんだよなぁ。


「よしっ!」


魔力を体に漲らせる。


そして、魔法名を叫ぶ。


「風神!!」


シュル………………シュル………………

シュル…………シュル………………

シュル……シュル……シュル


体に竜巻が出来ていく。


ゴワァァァァァァァーーーーーーー


フーマを中心に台風がが発生しているような状態になっている。


遠くで見ながらトクラが呟く。


「やはり、とんでもない逸材じゃのう。イメージを教えただけで明確にイメージを作り世界に認めさせたのも凄いんじゃが、神の名の付くを魔法を成功させるとは……。」


「すげえぇ!! やっぱりフーマはすげぇ!! ははっ!!」


「これこれ、お主もやるんじゃぞ? 何かイメージは無いのかの?」


「火属性魔法だから、ドッカーンといく魔法がいいなぁ」


フーマの魔法にはしゃぎながら、自分のイメージも固めていくガント。


「よしっ! だいたいイメージできたぞ!」


「では、あのカカシに打ってみるかのぉ。」


「行くぞ! 大爆発!!」


シーーーン


「えっ!?なんで!?」


「自分の魔力を魔法にするのじゃから、届くところから飛ばしたりした方が良いのじゃよ。もしかして、今まで魔法使ってこなかったのかの?」


「はい! いつも失敗するんで、使ってませんでした!!」


元気に肯定するガントをみてトクラは苦笑いを浮かべる


「ま、まぁ、さっき言ったイメージであれば、いけるのではないかの?」


「よーっし!」


イメージを膨らませているようでずっとカカシを見ている。おもむろに手の平を上へ向けた。


すると、手を振り下ろしながら


「エクスプロージョン!!」


手から現れた火の玉が飛んでいく


ヒューーン







ドッガァァァーーン






パラッ   パラッ


カカシの破片が落ちてきた。


「いぃよぉっしゃぁ!! できたできた!!」


「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。すごい威力じゃのぉ。この威力はレアボスにも通用するかものぉ。」


「凄いじゃないか! ガント!」


2人の身になった2日目の指導は終わっていくのであった。

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