表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/100

裂け目の主

「はぁっ。はぁっ。はぁっ。」


「大丈夫か?」


「何とか……。」


息も絶え絶えになりながら歩いていく。


「何時間歩いたのかしら?」


「2時間位。かな。」


グビッ


回復薬を飲むフーマ。


奥にほのかに光が見えてきた。


「光が見えてきたぞ!」


進むと開けたところに出た。


光だと思っていたのは苔だった。






そこには





絶望が






待っていた







ゾワゾワァァァァァァァァァァァァァァッ





「な……な……ん…………だ?」




恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い




動け動け動け動け動け動け動け動け動け




「クッソォーーー!! 来やがれぇぇぇ!! 挑発!!」


叫び声を上げながらスキルを使うガント


ガタガタガタガタ


隣でモー二が震えているのを見たフーマは


意識が覚醒してきた


「ウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」


雄叫びを上げながら謎のモンスターへ向けて走る


「身体強化!! 身体加速!!」


周りの景色がスローモーションで流れる中で自分だけが早く動ける世界で、黒い影へ肉薄する。


「ウラァ!!」


勢いに乗ったまま飛び上がり、飛び膝蹴りを繰り出す


フワッ


おかしい。手応えがない。


目を凝らしてよく見ると、黒いローブを被っているのが見えた。


「ガント! シールドバッシュで面で攻撃しろ!」


「了解!!」


「ドリァァ!!」


ゴツッ!


今度は手応えがあったな。


しかし、硬い。


HPの減りは微々たるものだ。


物理がダメなら魔法だ。


「ドリルサイクロン!!」


右手にドリルの形をした風の塊が暴れている。


ギュルギュルギュル


ダンッ


フーマは黒い影の懐に入る。


顔面目掛けて風を纏った上段突きを放つ。


「フゥッ!!」


ギャリギャリ


硬いものをドリルで削るような音が出ている。


魔法が切れるので下がる。


HPが若干減っているがまだまだだった。


「クソッ!! ほぼ無傷じゃねぇか。」


「一旦、距離を取って作戦を練るか!」


距離をとるガントとフーマであった







所が






恐怖は






終わっていなかった





『カタカタカタカタッ』





黒い影が杖を掲げた




すると




黒いモヤが集まり始める




集まりきった瞬間




放たれた




ブワァァォァーーー!!




「みんなガードしろ!」




盾を構えながらみんなを激励する。モヤが通り過ぎて言った。



かに見えた。



モヤがまとわりついたまま。



恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い



死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ



モヤのところから赤い光の粒子が流れ出ていく。



身体がボロボロになって行く。



あぁ。モー二が頭を抱えながら泣いている。



何も。出来なかった。



黒い影を見るとフードが脱げていた。



モンスターネームが見えた







ゴールドの名前!?







――――――――――――――

エルダーリッチ

――――――――――――――





レアボスであった。





――――――

――――

――


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ