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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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迷子

「ハァッ!!」


リザードマンが一撃で光の粒子に変わる。


装備の慣らしも兼ねてセカンテアの湿地帯に来ていた。この先は因縁のMPKをされそうになった場所だ。


「ここでも苦戦しねえな! すげぇパワーアップしたじゃん! いいなぁ!」


「私の出番があんまりないわね。いい事だけど」


「私。影薄い。」


ガントは褒めてくれているが、他2人は不満をこぼしている。


「いやぉ。調子にのってるかも。装備が強すぎてヤバイ。」


「ドンドンおくに行ってみようぜ!」


「ちょっと、大丈夫なの!?」


先に湿地帯の奥へ行ってしまうガント


「全く!」


怒りながらついて行くモー二。


「まぁ。そういうとこが。かわいぃ。けど。」


イブが何か呟きながら向かう。


俺も行かないとな。


走って追いかける。


――――――

――――

――


この森は、辺りが暗い気がするなぁ。何だろう?さっきからモンスターも出ないし、ガントのやつ分かってて歩いてるのか?


「なぁ。ガント?」


ピクッ


スタスタスタ


「おい! 止まれよ! 待てって!」


肩を掴みガントを止める。


「ガントさぁ。迷ってない?」


ピクッ


振り向かずに言う


「迷っ··········よ」


「聞こえないよ?」


「迷··········よ」


「だから、聞こえないって!」


「迷ったよ!! 俺だって何処かわかんないよ!! 俺の事責めるのかよ!! だったら止めてくれよ!!」


「逆ギレして威張るんじゃないわよ!!」


ガツンッ!!


モー二の持つメイスで殴られるガント


「うっ! …………ごめんなさぃぃぃ!! すみませんでしたぁぁぁ!!」


土下座するガントは頭をモー二に踏みつけられている


ガントは置いておいて、どうするかなぁ。このゲーム、マップ機能ないんだよなぁ。


考え込んでいると


「フーマも何とか言ってよ! コイツったら!」


「まあ、モー二もその辺にしなよ。これからどうするか考えないとさ。」


「なら。進んだら?」


イブがとんでもない事を言う


「進む? わかんないから逆に進むって言うのか? ………………いや、そうだな。進もう」


「フーマ本気!?」


モーニが声を上げる


「どうせ迷ったんだし、進んでみよう」


フーマを先頭に4人は先に進んでみることにした。


しばらく森の中を歩くと地面の裂け目のような入口を見つけた。下に行けるように見える。


「ここ、かなり怪しそうだけど、入るか?」


ガントは


「俺は任せるよ!俺は意見を言える立場じゃない!」


「ここまで来たら入るしか無いわよね。」


「入ろ。」


モー二とイブの2人も同意をする


「じゃあ、慎重に行くぞぉ」


4人は慎重に裂け目の中へ入って行く


――――――

――――

――


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