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空手青年戦闘記~負け続けていた青年が師匠を得て最強へと成り上がる~  作者: ゆるや


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疾風の日常

『ジリリリリリリリ……』


バシッ!


疾風は起きると軽く寝癖を直して、日課のジョギングに出かける。


今日は天気が良くて気持ちいいなぁ。


河川敷を走って家に戻って来ると、中段突き、上段受けなど空手の基礎を一通り行って汗を流す。次は、型を流れるような動作で行う。


それは積み重ねてきた修練を物語っていた。


「ふぅ」


一通り終わった後、シャワーを浴びて朝ご飯を作る。


「おはよう。疾風。今日も早いな」


「おはよぅ父さん。父さんも目玉焼き食べる?」


「ありがとう。もらうよ」


二人は一緒にテーブルに座ると朝ご飯を食べ始めた。


「昨日はVRゲームをやったんだって? どうだったんだ?」


「うん。予想以上に凄くて驚いたよ! 異世界に行ったみたいな感覚だったよぉ。草原があったり、街並みが中世ヨーロッパっぽくて、すごく綺麗だったんだ!」


目をキラキラさせながら話す疾風をみて微笑ましそうに頷きながら話を聞く父。


「そういえば、母さんは?」


「知っての通り、まだ寝ているよ」


母さんは朝が弱くて、仕事の日でも遅くまで寝ていることが多いのだ。普段はカフェで働いているので出勤が遅い為、それが日常と化している。


「「ごちそうさまでした」」


「父さん、置いといていいよ。後で洗っとくから」


「いつもすまんな。よろしく。それじゃあ、行ってきます」


家を出る父を見送り、洗い物を済ませたら課題に取り組む。夏休みだからと行って放っておくと、後で困るのが目に見えているため、日常的にやることにしているのだ。


2時間ほどで終わらせると


「よしっと。今日の分は終わりっと。CWOを昼までやるかなぁ」


ベッドに横になりログインする。


――――――

――――

――


目を開けると、セカンテアの門の前にいた。


そうだ、昨日はここでログアウトしたんだった。

フレンドを確認してみよう……今日はまだ誰もログインしてないなぁ。1人で狩りに行って行ってみようかな。ファステアの方ならモンスターもそこまで強くないだろうし。


門を潜って森へと歩いていく。


おっ!あれは、人型のモンスターか。ゴブリンって奴かな?3匹いるなぁ。奇襲を仕掛ければどうにかなるかな?


茂みに隠れながら近づいて行く。

3匹の背後に回ると小声でスキルを使う。


「身体強化」


白い湯気のエフェクトが出たことを確認すると、一気に仕掛ける。


一瞬で駆け寄ると


「ハァッ!!」


1番手前のゴブリンの首へ飛び膝蹴りを放つ、


ボキッ!!


――――――――

CriticalHit!!

――――――――


1匹は光の粒子に変わる。仲間をやれれたことを察知した2匹のゴブリンが怒りをあらわに襲ってくる。


『プギッ!』


手に持っている棍棒を振り回してきた。


ブンッ!!


横にかわし2匹を直線上に入れると、手前のゴブリンに中段突きを放つ。


ドスッ!


HPが3分の1減ってるなぁ。後ろのやつが来る前に片付けよぅ。


「フッフッッ!!」


左中段突きからの右の逆突を顔に放つ。


バシッ!! バキッ!!


前の1匹も光の粒子と変わる。

最後の1匹は距離をとって様子を見ながら、魔法を試す。


魔法は、イメージがこの世界に認められれば事象として具現化してくれる。なら、俺が考えていることも出来るはずだ。


フーマは集中しながらイメージを固めていく。


体の周りに風を纏うようにイメージし、体の周りに固定するようにイメージする。


ゴブリンが剣を振り上げて迫ってきた。


「ウインドアーマー」


剣が振り下ろされる。


ザシュッ!!


肩から腰にかけて赤い粒子が飛ぶ。


やっべぇ。魔法失敗した。回復薬を一気に飲み干す。


んー。なんでだろうなぁ。


試行錯誤しながら昼までレベル上げをするのであった。


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