エピローグ
「フーマくんよ、優勝おめでたいのぉ」
この日四高一門の皆とトクラを呼んでいた。
「ありがとうございます! 今日呼んだのは、俺と戦って欲しいからです!」
「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。若いというのは良いもんじゃわい」
「戦って頂けますか?」
「勿論じゃとも。やろうかのぉ」
ピリピリ
空気が張り詰める。
残りの三人は後ろで見守っている。
「先手は譲ってやるわい」
「はい。胸をお借りします」
フーマは勢いよく駆け出す。
「身体強化! 身体加速!」
「縮地」
トクラの前に現れる
中段突きを放つ
「風衝」
「圧拳」
ズガァァァァンッ
一旦下がるフーマ。
「風神」
「武神」
ズドン
ズドン
ズドン
二人の攻防が衝撃波として周りへ影響を及ぼしている。
「ドリルサイクロン」
「フッ!」
脇腹へ中段突きでドリルを放つ。
ギャリギャリ
トクラの魔力の固まりを突破することができない。
「ほれ!」
裏拳が放たれ
バキンッ
なんとかガードするが、吹き飛ばされる。
ズザザザザァァァ
なんとか踏ん張って止まる
「風砲」
ドォォォォォォォォ
魔法がトクラへ向かう
「飛拳」
ズドォォン
これも相殺される。
「そろそろ行くぞい!」
「武神」
(ヤバい! アレが来る!)
「風籠」
「千拳」
ズガガガガガガガガ……
「終わったかのぉ」
空から
何かが
飛来した
「ダウンバースト」
「風神拳」
カッ
ズガァァァァァァァァァァンッ
「ワシの負けじゃ」
――――――――――――――
フーマ Win!!
――――――――――――――
「マジか……勝った……」
「フーマ! 今ランキング確認したぜ! 個人ランキングはもちろん1位! 四高一門もなんと一位になったぜ!」
「ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。それはそうであろう。いくらゲームだからと言ってワシが負けるなどそうぞうもできなかったわい」
「やったわね! ゲームでもリアルでも頂点に立ったのよ!」
「まさしく。至高。」
モー二と、イブも讃えてくれている。
「本当に皆のおかげたよ。ありがとう」
頭を下げるフーマ。
「何言ってんだよ! お前がいたから俺達だってここまで来れたんだからさ!」
拳をフーマに向けるガント。
ゴツンッ
拳を合わせる二人。
こうしてフーマの物語も最強へと至った。
しかしまだまだ、強さを求める戦いはこれからも続いていくのだった。
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丁度100話で完結とさせて頂きます!
応援してくださった皆様、読んでくれた皆様(感謝しております。
別の話、『魔法陣無双~脳が焼き切れ転生したら最強の演算能力を得て無双する~』を執筆中です!
公開した際には、読んでいただければと思います。




