余寒の中に想う――「春を待つ」気持ちに【春の詩企画】
企画参加作 楽しんでいただけたら幸いです
澄んだ冷寒の空が 向きを変えた風吹き 色を変える
南風が吹き始めたのを悟った花々は蕾を開かせよう まろみを帯びていく
そうそう譲らぬと寒風は吹き荒れ 雨はおろか雪を降らす 蕾らはそれを前に力を失う様に見える
されど見越したものと 木々や花々はひたすらに耐え 晴れの日を静かに待つ
生き物たち 虫がでてきて 食べるもの 更に喰うものがあらわれよう
それは賑やかで 恐ろしくて されど情景を思い浮かべるが 楽しい
止まった様な色の少ない景色 閑散とした光景はもう終わる 何が起こるだろう 何があるだろう
畏れながらも 生命の躍動を思い浮かべ ただ春を待つ
本作は「春の詩企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2230859/(志茂塚ゆり活動報告)
さる方から頂いたお題。「春を待つ」気持ち……期待に応えられたかなあ……。