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2 ギルドに来たよ

「おぉ〜ひれぇ」


そんなバカっぽい感想を漏らした。


「で、どうすりゃいいんだ?」


ギルド内は広く、迷わないようにデパートやスーパーの様に案内板が設置してあった。


「とりあえず、新規登録って所に行くか。」


俺は新規登録の受付へ向かった。


「新規登録ですよね」


「おう」


「そちらの書類を書いてお待ちください」


「はーい」


書類を取り、ペンを取った。

受付の邪魔にならないよう、少し横へ行った。


「名前、種族、年齢…か」


俺はスラスラ書き進めて行った。


「書き終わりました」


受付に書類を渡した。

今思ったが、書いてあるのが日本語でよかった

ここら辺は神様が上手いことやってくれたのかな?


「それじゃあ次はステータスを測ります」


「はい」


「この石に魔力を流してください」


…え、どうやんの?


「は、はぁ。」


受付のお姉さんに石を渡された。

俺はそれを受け取って、とりあえず、腕の筋肉に力を入れた。


あ、なんか出てる感がある。


バリン


「あ、砕けた」


「はぁ?!…いえ、すいません。」


「え、なんか不味かったっすか?!」


「いえ。この対魔石は、魔力に耐性があるの。青がD相当。緑がC相当。赤がB相当。白がA相当なんだけど、砕けたことは無かったわ…

つまり、あなたの魔力はA以上……」


「へー」


そういうの言われても、よく分からないや。


「とにかく、これがあなたのギルドカードです」


「はっや」


「Fから始まって、Sランクまであります」


なるほど…頑張れば報酬も上がるのか。


「それと、FランクはDランクの依頼までしか受けられないわ。」


「2個上の依頼までって訳か」


「そういう事」


「なるほど。ありがとう!」


次に俺は依頼が貼ってあるボードに向かった。


「討伐数が少なくて高いやつがいいな」


俺はボードに貼ってあったDランクの依頼を1つ手に取った。

他の依頼と比べ、報酬も銀貨25枚と美味しいな。


受付に向かって、手続きをすればいいのか?


数分後


「割と混んでたな…この依頼を受けたいんだが」


俺は依頼の紙とギルドカードを渡した


「はい。登録が完了しました」


はっやーーーー


「早速向かうか」


俺が受けた依頼は雷牛5体の討伐。


「どこにいるんだろう」


とりあえずあの平原にでも出てみるか。


……


草原に出たはいいけど、どこへ向かおう…

てか、俺の真上を何かが飛んでるんだが

魔法創造で、魔法を作ってみるか?


「雷光」


俺がそう呟いた瞬間。俺の半径10m程の範囲に雷が降りまくった。


ドスンと。空から何かが落ちてきた。


「これは…ドラゴンってやつか?」


あの袋にでも入れようか。


…いや、金が汚れそう


「こういう時に魔法創造って使えるね」


魔法で亜空間のようなものを作り、その中にドラゴンを入れた。


「いや、絶対こいつじゃないな」


そう呟いた瞬間、後ろに気配を感じた。


「はっ!」


う、牛?


「あ、こいつか?!」


牛はモォーと鳴いている。


「…なんか、殺せねぇよこれは」


いや、さっき思いっきりドラゴン殺してたけど…


「まぁ、なんだ。すまんな…」


俺はそう言った。


「雷光」


牛は、雷に当たった瞬間倒れた。

1体だけ…かな?


そう思った瞬間、奥から牛の群れが現れた。


「わぁわぁわぁ、多いなぁ」


うーん100体ぐらいいるんじゃね?


「そ、そうだ!雷撃!」


そう叫ぶと、手から雷が出て、牛達に雷が伝わっていく。


雷撃が消えるまで、12分かかった。

それだけ居たのか…


「全部亜空間にいーれよっと」


俺はギルドへ帰った。


……


「1つ質問なんだが、対象の魔物を多く倒した場合どうなるんだ?」


「クエストによっては追加報酬が貰えます。魔物の素材はギルド内のあちらで買い取れますよ」


そう言って受付が指した方向には、素材買取所があった。


「なるほど。もう1つ質問なんだが、依頼が終わった場合どうすればいい?」


「…ギルドカードを預かりますね」


「おう」


「!!これ、え?……えっと、少々お待ちください」


無表情だった受付の表情が崩れた。

何か問題だったか?

まあ、討伐数は果てしなく多いが。


つーかあのカードにそんな機能あんのか?


「お待たせしました」


「おう。」


そんな待ってないけど


「あなたはBランクへ昇級です。」


「へー…早くない?」


「ええ。歴代でもトップレベルです」


てことは俺以上の人が居たのか。

別に競ってるわけじゃないからどうでもいいけど。


「ほう。ありがとな」


俺は受付から離れ、素材買取所へ向かった。

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