名前の多い王子さま
ある日王さまは「なにごとも多いほうが偉い」という決まりをつくりました。王さまは、生まれたばかりの王子に恥をかかせぬよう、たくさんの名前を贈りました。しかし大きくなった王子は、かわいそうな生き物に名前を次々とあげてしまいます。名前を失った王子は、怒った王さまに城を追い出され――
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