始まり②
遅くなってすみませんでした。メインのネタ考えるので頭いっぱいなんですよ
「眠い・・・」
どんな学校でも校長先生の話は長い。
パイプ椅子に座り、10分を超え20分も続くことさえあるその話を真面目に聞くのは至難の業である。
当然俺はそんなことが出来るような人間ではない。
トントン
不意に背中をつつかれ、薄くなっていた俺の意識は覚醒した。
犯人はマサトだった。
「寝てたら先生に見つかるよ。さっきからあの先生がチラチラ見てたし」
そう言ってマサトは左奥に居る長身の男性教師に目をやった。
「危ねぇ・・・寝てるの見つかったら説教長いんだよなぁここ。」
「確かに長いよね。学校の教師がやる説教なんてどこかの部屋に連れていかれない限り数分で終わりそうなものなのに。」
「だよなぁ。廊下に立たされるのはもう懲り懲りだよ。」
「あはは、ケイは前科あるからね」
「うるさいなぁ。先生に見つかるぞ。」
「ヤバっ」
『これにて始業式を終わります、この後は各クラス教室に戻り担任の指示に従ってください』
いつの間にか終わったようだ。やっぱり喋りながらだと時間が早く感じるな。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「配りものがあるから静かにしてねー」
担任は女の先生になったようだ。
「何これ?」
「ケイは知らないのかい?再来週発売のVRMMO専用ゲーム、ミラージュワールド。その特徴はリアルなフィールドグラフィック!左右の逆転した地図を見ているようなフィールドで敵モンスターを倒していくアクションゲームだよ」
「左右逆転した地図ってどういうことだ?」
「そのままの意味だよ。地図を鏡にうつしたみたいに左右逆になった世界が舞台になってるんだ。」
「ふーん・・・でもなんで学校でこれ買うんだ?」
「さぁ?軍事学校とか言ってるくらいだし模擬戦闘とかにでも使うんじゃない?」
「そこ無駄話しないの!」
「「はーい」」
「来週までにお金を封筒に入れて持ってきてね。授業で使うから絶対よ。」
ミラージュワールド・・・帰ったら調べてみるか。




