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迷車両で行こう12

「どうも。皆さんおはこんばんちは。今日は私が呼ばれました311系です。」

「いやぁ、本当JR東海ってややこしいな。」

「313系。君は何を言っているんだ。君のほうが一番ややこしいぞ。なんだあの番台区分。半分やっつけ感が出まくってるぞ。なにが1000番台だ。何が1100番台だ。ネット上の皆様には見分けがつきにくいほぞお前は大家族だ。もうちょっとシンプルでもいいんじゃないかな。」

「シンプルにした結果がこれだよ。」

うP主:確かに。313系はシンプルにした結果かもしれない。でも、今回紹介するのはまだJRが発足して間もない時に登場した311系を紹介する。

「ヤッター。」

うP主:JRになってすぐにJR東海は新幹線に力を注いでいた。だが、いくら新幹線が会社を黒字に導いてくれるとは言っても、JR東海本社がある名古屋の鉄道事情は全て名古屋鉄道か近畿日本鉄道が我が物にしていた。「クソ。このままではいくら新幹線が走っても、国鉄の二の舞になる。」そう思ったJR東海は名古屋圏を走っている快速列車。特に東海道本線の快速の充実を図るためにこれまで働いてきた117系をどんどん追い出すため、311系の製作を決定。車体はステンレスをまとい、ラインはJR東海のコーポレートカラーオレンジを採用。車内は転換クロスシートを採用。117系の設計を受け継いでいる。そして、私たちの前にその姿を現した。

「僕はすぐに名古屋圏の快速に投入されてね。特別快速、新快速、快速、区間快速で運用を開始したの。私たちは4両編成がすべて固定されているから、3両編成にすることができない。つまり、ほとんどの快速は8両編成で運行されたの。でも、8両でこれはあまりよくないという列車はいまだに117系先輩が運用に入っていたわ。」

うP主:311系はその性能を存分に発揮。時速120キロの高速運転を快速列車で行い、並走する名古屋鉄道とデットヒート。ついには名古屋鉄道の鼻を明かすことに成功した。だが、JR東海はこれで満足しなかったのか「もっと名古屋鉄道をいたぶってやりたい」と思ったのかは知らないが、1999年に313系を投入。今まで311系が仕事をしてきた快速列車からだんだんと追い出していった。

「うわぁ。ひどーい。」

うP主:そして、313系5000番台が登場するころには311系は快速列車としては完全なニートレインとなってしまったのである。311系はこのまま廃車・・・。するわけがない。出来るだけ新幹線のお金をまわしたいJR東海は311系をそのままの格好で普通列車に格下げ。しばらくは名古屋圏の普通列車として、後輩の313系に抜かれる日々。運用で静岡までお邪魔するようにもなった。時が流れて、311系は完全な普通列車運用で落ち着いていた時「普通列車の車内がオール転換クロスシートというのはちょっと都合が悪い」そう思ったのか知らないが、JR東海は313系1100番台の投入を決定。東海道本線の普通列車にも進出してきて、311系は普通列車としてもだんだんとニートレインとなり始めている。でも、やはりこれで終わらせないのがJR東海。JR東海はさらに311系を転身。浜松から豊橋の間にの普通列車に追いやったり。大垣と米原の間で働いていた117系をだんだんと重機のエサに追いやるためにそこを仕事場としてもらった。でも、名古屋での普通運用が完全になくなったわけではないので、まだ4両編成で活躍している姿を名古屋で見ることはできる。

「ニートレインか。JR東海はいつになったらお前をニートレインにするんだろうな。」

「ニートレイン、ニートレインっていうな。まだ僕は完全なニートレインじゃない。時折快速運用に入ったりすることもあるんだからな。」

「それ臨時すぎるだろ。」

「話は変わるが、お前さっきからなんで発車しない。名古屋の停車時間は2分だぞ。」

「仕方ないだろ。発車間際の駆け込み乗車をする人が後絶えないんだから。」

313系に視線・・・。

「分かった。すぐに発車するから。線路あけとくよ。」

お告げ:313系。さっさと発車しなさい。そんなに魔改造されたいか。

「イヤァァァァ。」

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[一言] ここで迷列車書いていいのか?
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