騎士団集合
王城にある、会議室で.........
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「ふむ、全員揃ったか」
「では、始めよう。第325回全騎士団集合会議を」
「さて、議題は魔王軍と第六騎士団の壊滅についてだ」
「第六騎士団が全滅した話?」
「そう言えば、第六騎士団は生き残りがいなかったらしいじゃない」
「最近の魔王軍はそんなにも強いのかしら?」
「それとも、第六騎士団が弱かったのかしら?」
第二騎士団団長、ミラ・フロストリア。
血統を重んじる、意識高い系の騎士団だ。
特に、第二騎士団は半分以上が魔術師の集団で、騎士団とは言い難いものだ。
だか、騎士団の実力は折り紙付きで特に都市の大結界の管理を任せられている。
戦場に出れば、固定砲台として敵を撃ち払う奴らだ。
「いや、第六騎士団は決して弱い騎士団ではなかった。特に、第六騎士団団長のリアン・フェルグレイは人類の希望とも呼ばれるほど実力がある者だった。」
「それに、第六騎士団の副団長や騎士達も十分強かった。簡単にやられるとは思えない。」
第四騎士団団長、ナディア・スカイルーン。
戦場の偵察や高速奇襲、空中戦を得意とする騎士団だ。
第四騎士団は一人一人ワイバーンに乗って戦う騎士団で、騎士団で唯一の空中戦が出来る者たちだ。
戦場では、敵の奇襲や偵察、物資の運搬をする縁の下の力持ちと言った騎士団だ。
「うむ、では魔族がその第六騎士団を上回ったというだけだろう?」
「何を難しく考える?」
「そんなことより近頃、魔族領に近い辺境の村が壊滅したそうじゃないか!!!」
「そっちの方を、議題で話すことなのではないのか?」
第三騎士団団長、グラン・バルテオン。
強い奴こそ正義という考えを掲げる騎士団。
だが、この騎士団は攻めより防衛戦や籠城戦を得意とする騎士団で、王都や重要都市の防衛を任せられる騎士団だ。
厚い盾と重装甲で前線を支える最硬の騎士団。
しかし、この騎士団は守るだけでなく、しっかり攻め込むことも出来る所が魅力の騎士団だ。
「はっ!!」
「流石、第三騎士団の団長さんだよ!!」
「ここまで、バカだとは思わなかったね!!」
「その第六騎士団を簡単に上回ってしまう魔族の軍がいることが問題なんだよ」
「ただでさえ、魔族という種族は単体性能で人族より強いのに、集団性能でも人族に勝たれてしまったら僕達のアドバンテージがなくなってしまうじゃないか。それに、辺境の村々が滅びているのもその魔族の軍隊が関係しているんだろうね」
「うちの騎士を数百名ほど辺境の村に送ったが、誰一人と帰ってこなかった。うちの騎士達は前線で戦う精鋭中の精鋭の者たちだ。」
「君達みたいにガチガチに守って相手の体力を減らし隙をついたり、ワイバーンに乗って高速で奇襲したり、安全圏から魔術を撃つだけの者たちじゃない。前線で命を張っている者たちだ。」
「僕ら第五騎士団と第六騎士団は前線で戦う精鋭だ、その第六騎士団は壊滅し、僕が送り出した騎士達は帰ってこなかった。これは大問題だよ。」
「ねぇ、王族や貴族の継承権ないご子息を集めただけの第一騎士団団長様?」
第五騎士団団長、セリウス・バーンハルト。
若くして第五騎士団団長の座に就いた天才。
騎士団最強と呼ばれる第六騎士団と肩を並べる程の強さを持つ第五騎士団をまとめ上げる存在。
第五騎士は第六騎士団と同じく前線で戦う騎士団であり、他の騎士団のように不意打ちや籠城、遠距離からの砲撃をせずとも正面から魔族と戦い渡り合える強さを持つ騎士団だ。
魔族は人族の2倍と言われており、身体能力や寿命、才能などほぼ全ての分野で人族は魔族に劣っている。唯一勝てることと言えば、数である。魔族は長寿であるため繁殖行為を殆どしない。子孫を残そうとしない。そのため、数では人族が優勢なのであった。
そして、第六騎士団と第五騎士団はその数のアドバンテージや卑怯な手を使わなくても魔族と渡り合える強さがあった。
「あぁ、そうだな。では、その騎士団の中の精鋭中の精鋭である第五騎士団長様に問おう。貴殿は魔族共の対策をどうお考えしている?」
第一騎士団団長、レオン・ナヴァレンティア。
現国王ヴァリエル・ナヴァレンティア様の弟君。国王にはなれず、国王様に第一騎士団を任せられました。
第一騎士団は、国王直属の騎士団で基本的に王都の防衛をしています。また、第一騎士団は王族や貴族の継承権が無いご子息が行く所なので、謎のプライドがあります。
騎士団としては、一番戦闘経験が無く基本王都から出ないので、戦力としては期待できません。
「あぁ、もちろん。考えているさ」
「アンタ達、第一騎士団が育成してる勇者様を前線に派遣してくれればいい」
「なに?勇者共を?」
「あぁ、お前達第一騎士団が勇者を1人減らしたのが原因で勇者達が反抗的になったらしいが.........」
「そもそも、なぜ貴様らは人類最後の希望である勇者様を殺した?」
「不敗ならぬ、腐敗の第一騎士団とは言うが、そこまで腐っていたとはな」
「違う!!あれは、王の命令で致し方なくやったのだ!!!」
「我々が、独断でやったわけではない!!!」
第一騎士団の団長様は、勇者召喚が成功したと同時に勇者様を1人殺したと言われている。もちろん、かなり問題になったが、王族でしかも第一騎士団団長ということで王からは罪が免除された。
しかし、人類の最終兵器である勇者を殺したことは大問題。最近まで謹慎処分だったと聞いていたが...............
「はっ、どうだかな.........」
「まぁ、いい。どのみち過去のことだ」
「それより、第一騎士団様が育成している勇者様達を第二騎士団から第五騎士団の第一騎士団以外の騎士団が受け持つこととする。」
「第一騎士団は今まで、戦場に出たことはない。なら、経験豊富な第一騎士団以外の騎士団が勇者様達を受け持つべきだ」
「何を言ってる!!そんな事、王が許さないぞ!!!」
「それに、他の騎士団も急にそんな事を言われても大変だろう!!!」
「それは大丈夫だ。もう、王からも許可は貰っている。他の騎士団長達とも勇者様達の事については話している。」
「あとは、第一騎士団が勇者様達を受け渡してくれればいい。もちろん、期間は今日中にだ」
「なっ......」
「だ、だが、勇者共の受け渡しにはいろいろな手続きが................」
「それも、問題ない。」
「第一騎士団長様はこの書類にサインして頂ければ問題ない」
そう言い、セリウス団長は一枚の紙を取り出した......
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会議終了後、会議室には第一騎士団長だけ取り残された
会議では、第一騎士団が管理していた勇者達を第一騎士団以外の騎士団に分配してそれぞれ管理するということ。第一騎士団の資金の削減。第一騎士団の王都防衛を全て第三騎士団に任せ、第一騎士団は魔族領に接していない国境付近の駐屯が決まった。
「........................が...........」
「.................ソが...............................」
「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「どいつもこいつも、俺をコケにしやがって!!!」
「後悔させてやる!!!!」
「この俺が、王も団長共も勇者共も全員泣き叫んで許しを請うまでギタギタにしてやる!!!!!!!!」
「そして、ぶっ殺してやる!!!!!!!」
「この俺をコケにしたこと、後悔させてやるっ!!」
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「ふぅ、これで王国の膿を一部取り出せた」
「次は、魔族だ......」
「魔王の側近にスパイを潜り込ませている。ソイツらの合図があるまで、僕達は準備を進めよう」
「魔族を絶滅させる準備を............」




