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トップになるのはラクじゃない  作者: ぎんろろ
7/11

#6 背後に鬼あり

覚悟を決めたはずが、インターホンを押す指は震えている。

今、シルバーはある人物に会うため家を訪れていた。

(本当にあいつを俺の問題に巻き込んで良いのか…いやぁ…何を躊躇ってんだ、ここまで来て引き返すほど、俺は腐っちゃいねぇ)


再度決意を強く固め、インターホンを押そうとしたが、またしてもその指は止まってしまった。それは何故か、とある人物が、シルバーの背後から、首元に、刀を当てられてしまったからだった。

そして後ろの人物は口を開く


「おう、ちょっと待てや」


その一言は、ドスの利いた低い声で、シルバーの背筋を氷つかせた。

シルバーの頬には汗が伝い、2人の間に緊張の一幕が訪れる。

その緊張感の中、シルバーは恐る恐る口を開く


「おいおい…脅かさないでくれよ…優作」


そう、シルバーが覚悟を決めて会いに来た人物こそ、今、背後に居る男【優作】だった。

ただ、この低い声の時の優作はいつもとは違い、一言で現すなら【鬼】と現すぐらいの威圧感を放っている。そのためシルバーは恐怖を感じていた。


「……すまん、すまん、ちょっと悪ふざけが過ぎたわ」そう言いながら刀を鞘に納めた。


声のトーンは低い声から、いつもの感じに戻り、さっきのが幻かの様に思えるほどだった。

それでもシルバーは、動揺を隠せずにいた。

(なんで刀持ってんだ?封印したんじゃないのか?)


「まぁーなんだ、ここじゃなんだし、とりあえず場所変えようや」


「場所を変えるって…どこにだ?」


「うーーん…こっちやな」


そう言うと優作は、刀で肩を軽く叩きながら、土手の方向へと歩き始めた。

聞きたいことは色々あったが、とりあえず言われるがまま、シルバーも優作の背中を追いながら土手の方に歩いて行った。



至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。


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