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第五話 人間種

よろしくお願いします

俺はそのあまりにも凄い存在感に圧倒されながらも、なんとか意識を保つ。さっきまであんなに喋っていた二人も流石にこの存在感の前では、ヘラヘラと喋ることもできないようだった。

俺はこの存在感を知っている、以前市議会議員に会った事があった。その人かのように、この主人という人は自信満々に、堂々とその巨体を使ってドッシリと座っていた。

そして俺は黙り込む、そして沈黙が少しの間続いた。

その沈黙の間何故か、主人は俺にものすごく意識を向けているようだった。

俺はその圧に押されて、汗がダラダラと頬をつたう。

(やはりな)

と、今さっきのものすごく俺の頭に流れ込んでくる意識とは対極的な、静かなイメージが俺の頭に注がれる。

(やはり、こやつの種類が全く分からない、我の思うに、こやつは新種であろうな)

と、静かに語る。

俺が、新種だと?

この異世界には、人間がいないのか、、なんだか物凄く悲しい。

しかし本当に驚いた。人間がいないだなんて、俺が知る異世界というものは、人間がいる事が常識なところがあったからだ。

「俺が、新種だと!?」

(あぁ、我が見るに、そなたのような形は初めてみた、我はこの世界では、知識人であり、知らぬものはないと言っても過言ではない、その我が言うのだ、そなたは、この世界に一人だけの存在である)

「じゃぁ、、俺は一体、どうなって、」

と俺が言うと、主人さんは、ガハガハと今度は王様かのように豪快に笑って言う。

(心配するでない)

と言って、さっきの二人を見る。

(丁寧にもてなせ)

そう言った主人さんはものすごく、できる王様に見えたのだった。

ありがとうございます

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