第三話 転生しちゃったらしい
よろしくお願いします
俺は今までずっと、平凡に暮らしてきていたと思う。少なくとも他の国のように戦争などもなく、ごく一般の家庭で普通に友達もいて、そして最近は少し明るくなってきていた普通の学生であった。そんな俺がまさかこうなるとは、俺もそして誰も想像していなかったであろう。そう友達も多分そんなことは絶対にあり得ないと思っていたであろう。しかも俺の歳でそんなことには決してならない、なぜなら法律で守られているからであるのだ。今の世の中では俺はまだ捕まってはならないのだ。そう、捕まっては、、
もう答えを言ったようなものだ。
結論を言おう、そう俺は今現在捕まっているのである。
(こいつ捕まえたはいいけど、どうする?)
(一応、上に連絡しとく)
(連絡して大丈夫なのか?)
(いや、しない方が絶対後々から私が、私たちが怒られるでしょうな)
(げ!)
げ!じゃないよ、この捕まえられている側の俺はいったいどうすればいいのか分かんないよ
捕まえられたことないし、、
(とりあえず、眠らせとくぞ)
「え!」
と言った瞬間、何か変なステッキのようにも銃のように見えるようなものを俺の腕に密着させられ
その瞬間俺の体に電気が走るような感覚が遅い、そして同時に意識が遠のく。
「っ!?」
次俺が目覚めた時には、俺はジェル状の物質の中だった。
そして俺がそれをジェル状のものだと思った瞬間、俺は一瞬で溺れそうになる。
水の中にいるような感覚だ。鼻や口の中までそのジェル状の物質は入ってくる。
いや、すでに入っていたのだ。
そして先程の奇妙な生物が4匹俺をじっと見つめている。
そして俺が意識が戻ったことに気づいたらしく、急に慌てだす。
一体なんだというのか
いつのまにか、ジェルの中でもの急ができていることに俺は何も疑問を抱かなかった。抱かなかったと言ったら語弊があるかも知れない、正確には抱かなかったのだ。あまりにも多くのことが起きていて俺の頭はそこに気がつけなかったのである。
俺がそれに驚くのは少し後の話であるのだった。
俺は未だに息ができないと思い、口を膨らませている。
すると少ししてから、慌てて俺をそのジェルの中から、奇妙な生物が引き摺り出す。
自分でも中から出ようとしたがそれは無理なようだった。どうやらこのジェルは外部からでないと、出せないような仕組みになっているようだ。
(意識が戻ったようだが、これは実験の結果なのか!)
などと急に話しだすものだから俺の脳にズキンと痛みがきた。
「実験?」
実験ってあの理科とかの?、
「俺で一体何をしてたっていうんだよ!あのジェルはいったいなんなんだよ!」
と俺がいうと少し驚いた反応をして
(こいつ、こんなにも喋るぞ)
変な帽子を被ったやつが
(話すとは聞いていたが、ここまでとは、これはやはり変異種ではないようだ)
変異種?俺がこの奇妙な生物の変異種か何かだと言いたいのか?
「変異種か何か知らないけど、俺は人間だよ?」
(対話もここまでできるとは、しかし《ニカバリ》はできないようだ)
(そうみたいだな、それとこいつの実験はここまでだ、主人に意識のことを伝えなければならない)
(そうだな)(では行くか)(うむ)
一体どうなってしまうのか俺
俺という存在はこの夢の中?の生命体にはとても不思議で貴重な存在だと思われているのか?
ここからは原作です!




