第二十六話 再来!?仲間を連れて
よろしくお願いします
「はぁはぁ、硬すぎてヤバいですねぇ」
こりゃ明日筋肉痛に絶対なるわ、と思いながら腕に力を入れてツタを押し切ろうとする。
「私も手伝う」
と言って俺の手にアイカサンが上から手を乗せて二人の体重で押し切ろうとする。
「ありがとうございます、でも!いぎゃぎゃぎゃ!ちょっと体重かけすぎで俺の手が!手が!!」
と俺が叫び散らかすとアイカさんは、ハ!っとした表情で
「ごめん!私力加減が!」
「いや、大丈夫なんですけどね?すこーしちょっと俺の手のお肉が挟まっちゃってね?へへへ」
と俺は笑いながらも、さっきのあれ、痛かったなぁ、と思いながら自分の赤くなった手をさする。
「良かったぁ」
とアイカさんは安堵したような表情をしてあからさまに、ホッと息を吐く。
その息が強かったのか、それとも、俺達の目はドーーーン!という巨大な何かが降ってきたような音と共に、土煙によって塞がれた。
「な!何何、何が一体」
と俺は言うのに比べてアイカさんは突然のことにへ?といっている。
俺は必死に目を擦ってどうにか開けれる程度までにし、目をうっすらと開けると、アイカさんが先程までいたところにいなかった。
俺は必死にアイカさんを探すと、居た。
アイカさんは先程まで俺たちが切っていた根っこやツタに絡まって倒れていた。
「あ!アイカさん!!」
「ふぇ?な、なに!?」
アイカさんはそんな声をあげて、絡んでいたツタなどをを取り、立ち上がる。
(こんなところにいたとはなぁ、)
聞いたことがある、なんだろうかこの嫌な声は
その声が伝わってきた方向を見ると、そこには、以前施設を出る時に最後に俺たちが戦って、俺の不意打ちで隙をつくり、そこにアイカさんが攻撃することによってようやく倒すことのできたアイツがいた。
あの時、きちんともっとしっかりとアイカさんにトドメを刺すように言っておけば良かった。
まぁ、今更後悔しても遅い。
(お前ら終わったなぁ!ハハ!俺に見つかった事が運の付きだぜ!いや、俺達にだな!正確には)
その言葉の通り、また凄い音と共に、土煙がたったのだった。
ありがとうございました!
原作なので色々と読みにくかったりすると思います。
そこはすいません。なるべくこちらで直せるものは直します。また、誤字脱字があれば言ってください!!
これからも頑張ります!