第二十四話 地下空洞
よろしくお願いします
まず、俺は一体どこに居るのだろうか、異世界といっても一つだけではない、エルフなどの出てくるような異世界、又は過去のようなものに送られる異世界などなど沢山異世界といってもあるのであるが、それらに行った先輩達は皆、全員顔などが変わっているのだ。だがしかしそれに比べて俺は、顔も声も何一つ変わっていないのである。だからして俺は異世界転生ではないと思うに至ったのだ。そう、俺がしたのは、ギフトなど色々と優遇される転生ではなく、ただ単に場所が変わる転移だったのであると、俺は仮定した。
と、いうことはだ、誰か俺を転移させた奴がいるのでは?
いや、いないという可能性も無きにしも非ずか、、だがしかし、居るとしたら俺は、、
ザ
「うげ!」
俺は目を開ける。
そう、俺は今現在叩き起こされたのだ。
「な!?あ、アイカさん!??じゃ、ない」
そこにいたのは、羊だった。
「ま!まさか来ないだの、、で、アイカさんは一体どこに、、」
周りを見渡すがアイカさんはいない、
俺は起き上がるなりまとめていた荷物を持って走り去る。
すると少し離れたところにアイカさんが何やら木のみらしき物を持って歩いていた。
「アイカさん!逃げますよ!」
アイカさんはものすごく困惑したような表情をしたがすぐに追ってくる羊を見て理解したように俺の後ろを走り出す。
「な、なんで、お、追われてるの!?」
「た、多分来ないだの、仕返しに!!」
そして俺たちは全速力で走る。
「はぁはぁそろそろいいでしょう」
と俺は息を整えながら言う。
「お恵みの果実が、、」
「まぁ、しょうがないですよ」
「ま、まぁ、この場合は多分許してくれると思うけど」
と彼女は困ったような顔をしていた。
そして俺たちは荷物を持って適当に歩き出す。
すると俺の足元が急に崩れ出す。
そして俺はバランスを崩して落ちる。
「い!?いぎゃぁ!」
俺は尻餅をついた。そして俺は痛がるがそんな時間もなかった。上から彼女が落ちてきたのだ。
「え!?、、ふ、ふギャァ」
俺はなんともみっともない声を出して彼女の下敷きになったのだった。
そして俺は彼女に退いてもらい、辺りを見渡すと、そこは地下空間があったのだった。
ありがとうございました